テンカラ釣行レポート
2019年9月28日檜枝岐七入釣行
3連休2連チャン後の9月の最終土曜日、今シーズン最後のテンカラ釣りへとまたまた七入へとやってきました。今回はフルメンバー参加です。
朝6時、キャンプ場内でキノコを探すも、ハタケシメジもオシロイシメジもほとんど見当たらず…残念。手ぶらで戻った私を見て、スージーは内心ホッとしていたに違いありません。
朝食を食べ終えると、スージーは真っ先に着替え、準備万端。まだ今シーズンはフライロッドを出していないボスに一緒に行こうと誘っているが、ボスは山の如し。
父さんは、いつものパターン。本流でコースケのテンカラ修業に付き合う。駐車場をテクテク歩いて駐車場下のポイントへと行ってみる。
今シーズン七入駐車場下のポイントは、いつも先客ありで入れなかったが、今回は陸っぱりで狙っているお姉さんと、下流の堰堤の上に一人のみだったので、対岸から狙わせてもらうことにする。
コースケはいつも通り「グリズリーパラシュート」、父さんは伝承系毛鉤パターンで、水面下を探る。しかし、駐車場正面のポイントは沈黙。
駐車場下のプールから一段上がった緩い流れで、父さんに一匹目。コースケが買ったランディングネットですくってもらう。
連休も重なって人も多く入っているのか、かなりスレ気味なので、コースケが使っているパラシュートのサイズを小さいサイズへと交換させる。
対岸の岸際を丹念に探っていたコースケにも、やっと1匹目がヒット! 釣れたイワナは、お腹がオレンジ色のネイティブ岩魚でした。
その後も近辺をくまなく探るコースケ、年配のフライマンに何やら話しかけられております。
一ヶ所で粘りすぎると、頭をハネられてしまうのでコースケを残し、先へと進みます。
七入橋下の分流は、普段狙う事が無い左側の流れに毛鉤を落としてみる事に。右岸側の流れに比べるとポイントが少ないので、ほとんど狙う事がなかったが、今日は狙ってみる事に。
少ないポイントを見つけては毛鉤を落とし、軽く誘いを掛けていると、流れの淀みの中で、空合わせで2匹目がヒット。
橋をくぐった辺りまでくると、コースケが後方から上がって来た。
橋上のポイントをコースケ先行で釣り上がっていくが、今日はイワナの反応なし。
2段目のプールには、前回も魚が溜まっていたので、コースケと二手に分かれて、静かに近づいていく。
ここのプールはキャンプ場側岸の木の枝が流れに浸かった場所にイワナが潜んでいて、右岸側からだと狙うのが難しいので、父さんは対岸からアプローチしていくと、右岸にいるコースケが魚を発見。
左岸の父さんには光の加減でイワナが確認できないが、潜んでいるであろう場所に毛鉤を打ち込み、強めの誘いをかけると、水の中で黒い影が走った。流れの中央まで追いかけてきたので、誘いを緩めると黒い影は毛鉤付近で反転。3匹目ゲットです。
対岸で一部始終を見ていたコースケも、掛けた瞬間、声を上げて興奮していました。
煙草を持ってくるのを忘れた父さん、キャンプ場の水場まで来たら、陸に上がってビール片手に一服。コースケの釣りを見物です。
上のプールへ行こうとしていたが、上のプールに先行者がいるようで、引き返してきたコースケ。
「山の如く」のボスも今回はスージーの熱心さに負けて、今シーズンの初フィッシングを堪能してきたようですが、釣り人の多さに閉口。しかし二人で2本ぶら下げて戻ってきました。
時計を見るとまだ11時。コースケがアケビを食べたいというので、アケビを探しに行くも、いつものアケビポイントには実の開いていないアケビが一つだけ。今年は不作だったのか?それとも誰かに採られた?そんなもの好きはいないだろう。
帰り道、キノコを探しながら歩いていくと、ポツリポツリと生えるモダシ(ナラタケモドキ)発見。今晩の汁の実用に採りながら戻る
テントに戻るとちょうど昼飯時に。「キノコ汁食べたい人~」という声に、スージーの顔色が曇るも、ボスの挙手でキノコ汁の支度にとりかかる。
出来上がったキノコ汁をすすりながら、続けてパスタを茹でる。この季節、温かい汁ものは身に染みわたります。
腹ごしらえを済ませると、スージーから「薪拾っちゃいますか」の一声。今日は釣りに燃えているようで、薪を集め終えるとロッド片手に車に乗って走り去って行きました。
時計を見るとまだ2時を回ったばかり。コースケは薪折り、父さんは昼寝をして時間を潰します。
時間も良い頃合いになり、午後の部スタート。
ここでコースケ初のひとり立ち。毛鉤ケースとハリスをベストに入れて、テント前から一人で釣ることに。
それでは父さんは、七入橋の上から釣り上がることにし、管理棟を過ぎた辺りで護岸を降りていく。
と、正面でテンカラ師が竿を振ってる。仕方がないので、キャンプ場看板辺りまで戻り、二分した流れが合流する地点から、午前中コースケが探っているキャンプ場側の流れから上がっていく。
合流点からすぐ上の落ち込みの瀬尻でまず1匹。水場前の流れはコースケが狙ったばかりということもあり、反応なし。そこから一段上がったプールでコースケに早くも追いついてしまう。
コースケが右岸側から竿を出しているので、父さんは左岸を辿る。流心近くの流れはコースケもひととおり流しているだろうと、左岸岸際の流れを探ると、タルミで誘いを掛けた毛鉤に黒い影がスッと走った。合わせをくれて2匹目。
対岸のコースケを見ると、腰にコンビニ袋がぶら下がっている。どうやら釣れたようだ。
今シーズン、グリズリーパラシュートのみで通してきたコースケだったが、父さんに沈むタイプの毛鉤を所望してきた。目の前の流れの底に潜むイワナを狙おうとしているらしい。
流れを渡るのも手間が掛かるので、木の枝に毛鉤を刺して対岸のコースケに向かって投げて渡す。
早速受け取った毛鉤に結び変えて釣りをしてみるが、コースケには扱いきれない模様…。 コースケその場でしばらく粘るも、反応がないので水場下をもう一度攻めてみると、護岸を登っていった。
父さんも今日はオリジナル伝承系毛鉤パターンを通しで使っているが、時おり反応するイワナも、かなり警戒した反応で食ってくれない。
ふと視線を変えてみると、周りに小さな虫が沢山飛んでいる。何かのハッチが始まったようだ。
ここで毛鉤をグリズリーパラシュートにチェンジ。今までコースケが流していた毛鉤だが…。 流れの筋に流して数投目、ピンク色のインジケーター目がけて魚が出た。これで午後の3匹目。
その後もパラシュートで粘ってみるが、完全に見切られてしまったようだ。流れるパラシュートは無視されて、流下する何かを捕食しに水面に上がってくる。
あたりも大分薄暗くなってきたので、納竿とする。
片付けを終え、各自おのおの夕餉の準備に取り掛かる。ボスは焚き火の火おこし、スージーは食器の片付け、コースケは釣ったイワナの処理。
夜も冷え込む季節になってきたので、今晩のメニューは「チゲ鍋」。豚肉とキムチとおろしにんにくをゴマ油で炒めて、鶏ガラスープを投入し、野菜と豆腐を追加で投入したら、しょう油で味を調え、煮えるのを待つのみ。
チゲ鍋の周りを釣った岩魚と鶏モモの串焼きで取り囲んで、出来上がりを待つ。
シンプルで美味いチゲ鍋の完成
鶏モモの丸焼きも皮はカリカリ、身はジュージーに焼き上がりました。
チゲ鍋と鶏モモ肉でお腹一杯となり、あとは焚き火で岩魚を焼き枯らしながら、まったりと夜を過ごします。
いつも夜更かしコースケも疲れたのか、一番先にテントへと消えていきました。
焚き火の傍らでイビキをかきながら居眠りするボス。岩魚も程よく枯れたので、串から外し新聞紙にくるんで車の中へ。気づけばもう11時、遅いので寝ましょう。
翌朝5時半、焚き火のはぜる音で目を覚ます。テントを出ると、ボスが焚き火を起こしていた。
昨日あれほどあった薪が、異常に減っている。ボスの話によると、夜中トイレに起きたらコースケが焚き火をしていたらしい。
おかげで焚き火の着火はすんなりと点いたようだ。
朝飯は炊き込みご飯にする予定でしたが、チゲ鍋の材料がまだ半分残っていたので、リクエストに応えてチゲ鍋ラーメンに。
キャンプ場前の流れには、岩魚の姿が見えました。
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今回の釣果
状況:平水
- 午前
-
釣果
私: > 岩魚23cm 3匹
使用毛鉤: オリジナル伝承系毛鉤
コースケ: > 岩魚23cm 1匹
使用毛鉤: グリズリーパラシュート
スージー: > 岩魚23cm 1匹
使用毛鉤: 多分エルクヘアカディス ボス : > 岩魚23cm 1匹
リリースサイズ多数
- 午後
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釣果
私: > 岩魚23cm 3匹
使用毛鉤: オリジナル伝承系毛鉤
グリズリーパラシュート
コースケ: > 岩魚23cm 1匹
使用毛鉤: グリズリーパラシュート
スージー: > 岩魚ぼちぼち
使用毛鉤: 多分エルクヘアカディス