テンカラ釣行レポート
2022年7月23日檜枝岐釣行
2019年の台風19号で被害を受けた檜枝岐川の河川復旧工事で昨シーズンまで全く釣りにならなかった七入エリアの檜枝岐川(実川)本流。今シーズンの状況を確認しに七入オートキャンプ場へとキャンプ釣行へと行ってきました。
今月もソロ釣行…
今月の釣行は日程の設定が間近になってしまったため、ボスもスージーも予定が合わず、先月に続き単独釣行となってしまいました。
夜駆けで七入に到着したのはもうすぐ夜空が白み始める時間帯でしたが、とりあえず一杯やってから仮眠を取ります。
眠いはずなのに、辺りが明るくなってくると目が冴えて眠れない。しかし少し寝ないと1日もたないので、しばらくは目を閉じて寝袋にくるまっていたが、我慢しきれずに朝5時起床。
目の前を流れる実川には工事車両の姿もなく、台風で流された護岸も真新しくなっておりました。
朝7時に、オーナーの星さんに日釣り券を持ってきてもらう約束をしておりますが、フライングでキャンプ場前の放流状況を確認すべく、長靴のままでちょいと試しに竿を振ってみます。
開けた流れなので、竿はテンカラ蒼流3.8に4mライン。ハリスを1ヒロ結んで、ゼンマイ胴の伝承系毛鉤をセット
工事で雨樋のようだった川の流れも、雪解け水のおかげで流れに少しは緩急がついた流れになっていました。
急流の中、唯一魚が溜まれそうなポイントがあったので、早速毛鉤を打ち込んでみると。一発目から喰って来ました。
合わせをくれると、小さなサイズの魚体が私めがけて飛んできました。毛鉤を咥えていたのは放流物の岩魚。ちょっと小さいので、リリースします。
この後はこのポイントで立て続けに連発。何匹釣れたか数えるのも面倒。放流岩魚がここに溜まっていたようです。
このポイントだけでおなか満腹状態。1時間程やって、キャンプ場に戻ります。
まだ朝6時ですが、キャンパーも動き出したので、仮眠ポイントからテントを移動。にわか雨もありそうなので、タープも張り、設営完了。
蒙古タンメンからの残りのスープに白米投入が最近ハマっているキャンプ寝起き飯。部屋の中で食べると汗だくになってしまうのだが、風そよぐアウトドアで食べると汗が出ないので、お気に入りになっています。
腹ごしらえを済ませ、日釣り券も入手できたので、車でちょいと離れた近くのD沢へ行ってみる。車を停めて渓に降りると、ルアーマンの姿が見えたので、少し歩いて上流へと入ってみる。
例年ならポツポツと岩魚が顔を出してくれるのですが、今日は全く反応が無いので、早々に切り上げてキャンプ場に戻ることにします。
本流に放流がされているようなので、七入駐車場からキャンプ場まで再度釣りあがってみることにし、七入駐車場へと向かいます。
放流魚の溜まりそうなポイントを見つけながら釣りあがっていきます。護岸沿いの浅めのプールを見渡してみますが、魚影は見当たらない。プールからの流れだしの浅瀬を不用意に歩くと、数匹の岩魚がプールの深みへと逃げていってしまいました。
七入橋の下もいい感じの流れなのですが、魚の反応は全くなし。放流場所に溜まってしまっているようで、いる場所といない場所がはっきり分かれてます。
100m程上流にいる釣り師が、朝爆釣したポイントを探り始めた。多分粘ると読んだ私は、対岸に渡り追い越させてもらう。朝は長靴だったので、狙えなかった対岸側の流れに毛鉤を落とすと、良い型の岩魚がヒット。
キャンプ場上部の流れも岩魚が潜みそうないいポイントなのですが、魚の気配がないのが不思議です。キャンプ場までの流れを探って、3匹キープ、
時間はまだ11時。お昼まで時間があるので、硫黄沢の様子を見にいきがてら、堰堤まで探ってみる。渓にあった砂利や小石の類が流されて、脆い岩盤と、大きな岩が目立つ渓相になってしまってます。
登山道の橋の所まで全く反応無しで、橋の上でやっと一匹ヒット。渓相が変わっても、ここには必ず居付いてます。
堰堤下まで探ってみましたが、堰堤下もポイントが少なくなり、硫黄沢では1匹のみで終了です。
さて、お昼なのでキャンプ場に戻って昼飯にすることにします。
今日のメニューはそうめん。前々から気になっていた【田舎そば川原】のゆでないそうめんをやってみることに。作り方は簡単で、めっちゃキャンプ向き。
バーナーで大きめの鍋にお湯を沸かして、沸いたらそうめん投入。再度沸騰したら、火を止め蓋をして10分。
ゆであがったそうめんをザルに移して、七入の冷たい水でぬめりを取ったら完成。七入でのお昼メニューは、そうめんがベストです。
めんつゆを薄めて、薬味の大葉にミョウガ、そして大量のきゅうりの細切りを入れて200gのそうめん完食。一人3束でちょうど良いですね。
そうめんのゆで方の動画、貼り付けておきます。自宅でも、キャンプでもこのゆで方は便利です。
お腹もふくれたので、ちょいと一休み。ビールも飲んでしまったので、車での移動もできない。支流に入るより、本流の放流魚に遊んでもらった方が良いと判断し、しばらくお昼寝。
時計は午後2時、ちょっと時間は早いが七入駐車場から再度釣りあがってみる。
七入駐車場から流れを見ると、釣り人が数人。やはり放流物を狙った釣り人が多い。
釣り人のいない場所まで下がって釣り開始。工事の後なので急な流れが多い。対岸に浅いよどみがあったので、対岸に渡って釣り開始。よどみに定位する魚の姿を発見したので、狙ってみるも、一度反応した後は毛鉤には見向きもしません。
七入駐車場前で数匹釣り上げ、キャンプ場まで上がるが、釣り人が多くて思うように釣りができない。
午後3時過ぎ、ゴールデンタイムはこれからですが、数は釣れたので、本日の釣りは終了としました。
釣りの道具を片付けたら、焚き火を起こしてから水場で魚の処理をする。
朝イチで釣れた尺イワナはかば焼き用に三枚におろす。それ以外は焼き枯らして持ち帰ります。
今日はソロキャン、自分のペースで楽しみます。ビールをのみつつ夕食の準備。まずは処理した岩魚を串に軽く刺し、焚き火台の周りに並べ、遠火でじっくりと焼き枯らしていく。串焼きが片付いたら、イワナの切り身に片栗粉をまぶし、フライパンで焼いてゆく。こんがりキツネ色に焼けたら、砂糖と醤油とみりんで作ったタレを入れ、切り身に絡めながら煮詰めて完成です。
寝る前に、焼き枯らした岩魚は新聞紙にくるんで車の中へ避難。そのまま置いておくと、カラスの餌食になってしまいます。睡魔に襲われることなく、焼き枯らし作業も完了し、夜9時テントへもぐりこみました。
翌朝、5時に起床。やはり七入の朝は涼しいを若干通り越しています。朝食を済ませたら、早々にテント撤収。帰りがけに、舘岩川で少し遊んでから帰路につきます。
自作毛鉤をヤフオクに出品中です。
今回の釣果
状況: 水量少な目
- D沢
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釣 果: リリースサイズ × 1匹 のみ
使用毛鉤: オリジナル伝承系毛鉤#14
- 七入本流
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釣 果: 放流魚多数
使用毛鉤: オリジナル伝承系毛鉤#14
- 舘岩川キャッチ&リリース区間
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釣 果: ヤマメ × 1匹
使用毛鉤: ゼンマイ胴逆さ毛鉤#14