2022年9月23～25檜枝岐釣行

柳の下のドジョウを狙いに…

朝７時、中山峠を山栗を拾いつつ、高杖原に到着。時間も早いので舘岩川水系で釣りをしてから七入へと向かうことにする。

シトシト雨の降る中カッパを着込み、去年おいしい思いをしたポイントだけ狙ってみるも、お気に入りのポイントの岩魚はお留守。チビ岩魚１匹で終わる。残りの１か所に臨みを託し、ポイントを探ってみる。

吐き出しに毛鉤を流すと笹濁りの流れの中で、白い腹が反転するのを確認して、竿を立てて合わせると、ハリから逃れようとプールの中を魚が走る。

元気な渓魚の引きを味わっていると、竿にガンガン伝わっていた手ごたえが、がフッと無くなる。バラしてしまった～ぁ！

残りのドジョウを探して諦めずに掃き出しを重点的に探っていると、白泡の切れ目に毛鉤を追ってきた黒い魚影が見えた。デカイ！

立ち位置を変えたりし、しばらく粘ってみるが、尺上の魚影が見えたのはそれっきり…諦めて、七入へと向かうことにする。

舘岩で辛うじて釣れたチビ岩魚

小雨の降る中車を走らせ、１時間程で七入へと到着。オーナーに挨拶をし、食材の入った段ボールを台所に置き、荷物を部屋に持って上がる。

今は常駐の管理人がいないので、掃除はセルフ。階段と廊下には夏の名残が残り、ちとホコリっぽかったので、掃除からスタート。ほうきとちり取りで、自分の使う部屋～廊下～と掃いていくが、ホコリが立つので車から新聞紙を持ってきて水に浸し、細かくちぎりながら廊下にばらまいて、ホコリがたたないように階段～下の廊下～下の畳部屋とほうきで掃いていく。

管理棟２階の部屋。

掃除を終えたら、昼飯の支度にとりかかる。昼食はカレーうどん。今日はもう車には乗る予定はないので、カレーうどんをつまみにビールを開ける。

「午後の天気はどうかな～」と天気のチェックをしてみると、予報通り台風１５号が発生し、「連休の関東甲信越は大雨に注意」との予報が出ていた。

2022年9月23日の天気図（tenki.jpより引用）

釣りに行く前に、食材の確保へとキャンプ場のキノコポイントへと行ってみるが、今年はハタケシメジが全く見当たらず、生えているのは真っ白なオシロイシメジのみ。

本日のキャンプ場は天気予報も悪いせいもあり、キャンパーも２組のみの、ほぼ貸し切り状態です。

さて、管理棟雨もパラパラ降りなので、いつもの七入駐車場から竿を出してみることにしてみる。

魚の反応もないまま、キャンプ場横まで上がってくると、先々月爆釣だったポイントに残っていた岩魚をゲット。上手を見ると、長靴姿で釣りをするグループがいるので、対岸側を探らせてもらうが、釣果はパッとせず。

今晩一緒に泊まるＮ家の面々

管理棟に戻ると、今晩一緒に管理棟泊をするＮ家のみなさんが到着しておりました。だんなさんはそそくさと釣りにでてしまったようで、ご夫人とおねえちゃんにご挨拶。ご夫人はとても気さくな人で、おねえちゃんもしっかりご挨拶してくれたので、来る途中で拾ってきた山栗を茹で、おやつに差し入れ。幸いにも喜んで食べてくれました。

初日はそのままワインのボトルを抱え、飲んだくれモード。ご夫人の楽しい話を肴に飲んでいると、ご主人も釣りから戻ってきました。手に持った網袋に大きな魚が１匹。３４ｃｍの大物です。こいつを釣り上げてすぐに戻って来たとのことで、網袋の中で暴れる岩魚を、管理棟の水場を生け簀代わりにして活かしておいてます。

管理棟の水場を生け簀に

Ｎ家のご主人もテンカラ釣りとのことで、この後はテンカラの話で盛り上がっていくので、このあとは「Ｎパパ」と呼ばせていただきます。

Ｎパパのタックルを見せてもらうと、竿は現行モデルのＮＥＯテンカラ３．６にフロロのレベル、竿にはパタゴニア風の自作のライン巻を付けてカスタマイズしておりました。前モデルのＮＥＯテンカラとどう違うのか、ちょっと空振りさせてもらうと、結んであったレベルラインはいい感じに伸びてくれます。ちょっと試しに父さんの自作テーパーラインを結んで振らせてもらうと、この竿はいい感じに自作テーパーラインが振れ、竿の柔らかさも程よい感じ。ちょっと気になってしまいました。

逆にＮパパは父さんの自作テーパーラインに興味津々、自分でも作ったらしいのですが、重くて使い物にならず、今のレベルラインになったそうで、巻き方や使うラインの太さなど、色々聞かれました。

そのままの流れで、今晩の晩飯はＮ家のみなさんに混ざり、雨の中一緒にバーベキュー。いやぁ、Ｎ家のみんな良い人で良かった～

Ｎ家のだんらんの場にお邪魔して、すみませんでした～