テンカラ釣行レポート

2019年8月31日檜枝岐七入釣行

夏休みの最後の週末、七入へとやってきました。

この時期の渓流は、お盆休みに人が多く入り、例年釣果は良くありません。去年はゼンマイ胴クロスオーストリッチでキャンプ場前でイワナをたて続けに釣り上げましたが、今年はどうでしょう。

今回はボスは休みが取れずに欠席で、スージーとコースケ、父さんの3人での釣行です。

七入オートキャンプ場の朝

朝6時、キャンプ場の星さんの声で起こされる。入漁券をお願いしてあったのだ。

いつもは眠りが浅いのだが、七入の涼しさで思いっきり爆睡していました。

今朝のキャンプ場はキャンパーが1組のみで、お気に入りの定位置が空いていたのだが、コースケの「水場に近い方が良い」という意見で、前回と同じ場所にテントを設営する。

昨日の朝の時点では傘マークが無かったのに、昨晩には思いっきり傘マークが入っていた天気予報。現時点では雨の降る気配はないが、予報がめまぐるしく変わっているので、悩んだあげくに天幕も張ることに。

朝食を摂り、早速釣り開始。

コースケはテントのすぐ下の流れを釣りたがっているので、「もう一人で行けるだろ?」と振ってみるが、まだ一人での釣りは不安な様子。仕方がないので、コースケに付き合うことにする。

スージーは一人、お気に入りの沢へと向かい、お気に入りの沢へと車に乗って出掛けて行った。

キャンプ場の階段を降りて、竿を振っていたら、木の枝にハリが引っかかり、竿をあおっていたら「バキッ!」と虚しい音。そして竿の先が川の流れに流されて行く・・・

竿を予備の竿に替えて、しばらくポイントを探ってみるも、コースケも父さんの竿にも反応なし。

「時間を置いて探ってみよう」と、七入駐車場へと向かってみると、今日は釣り師が沢山いる。入る余地すらないので、キャンプ場下へと戻ることに。

コースケ先行で橋の上から探っていく。コースケは見やすさ最優先で今回もピンク色のインジケーターを付けたグリズリーパラシュート。コースケがドライなので、父さんは釣行前に試しにまいたゼンマイ胴にバジャーのハックルを巻いた伝承毛鉤を試しに使ってみる。

入ってすぐの橋上のポイントで先行のコースケを尻目に、たて続けに2発。

1匹目はピョンと水面上に出てくれたが、2匹目はラインの糸フケの変化で合わせる。

コースケのパラシュートにも反応があるようだが、しっかりと咥えていないようで、なかなか1匹目が出ない。

水場下のポイントはやはり反応もなく、もう1段上のポイントへと進む。

コースケの毛鉤にイワナが掛かったようだが、どうやら毛鉤を切られてしまい、父さんの元へ毛鉤を仕入れにやってきた。

しばらく父さんの後ろで毛鉤にハリスを結ぼうと頑張っていたようだが、上手く結べないとヘルプを求めてきた。

コースケの手を見ると、軍手をつけたままでハリスを結ぼうとしている。

結び方はユニノットで結んでいるのだが、うまく輪の中にハリスをくぐらせられずにいる。

手袋なんぞしていたら、結べるはずもない。コースケ曰く、「素手だと魚がヌルヌルしていて上手く掴めない」のだそう・・・

糸の結び方を再度レクチャーしながら毛鉤を結んだコースケは対岸に戻り、父さんも釣り再開。

流心付近の岩の上で毛鉤を流していると、久々にイワナが反応し、3匹目を釣り上げる。

「ほれっ、3匹目釣れたど~」とコースケに見せびらかすと、コースケの腰に差してあるおニューのランディングネットの中でイワナがピョンピョン暴れている。

「ランディングネットは魚籠じゃないぞ」と思いながら、対岸のコースケのもとへ行こうと岩の上から降りた時、バランスを崩し、まさかの水没~。「ヤバい、スマホが!」と焦れば焦る程、なかなか立ち上がれず、やっとのことで体制を整え立ち上がる事ができた。

濡れネズミでコースケの元へ行くと、父さんがもがいている間に更に1匹釣り上げておりました。

キャンプ場横のポイントをひと通り探ったので、テントに戻ると、まだ時間は11時。

キャンプ場内に生える畑シメジ。まだ小さいです。

お昼までまだ時間があるので、硫黄沢の堰堤下に久々に行ってみることにする。

登山道の橋の下から釣り上がってみた。グリズリーパラシュートにすぐさま反応したのはチビイワナ。この時期の支流はチビが多いのは気のせい?

堰堤下まで毛鉤を叩いてみたが、チビイワナがもう一匹出ておしまい。

と、カメラマン役のコースケが、堰堤下のほぼ止水の溜まりに泳ぐ岩魚を発見。

「流れが無いと毛鉤は厳しいんだよな」と、毛鉤を逆さ毛鉤に替えて、軽く竿をあおって誘ってみると、イワナが勢いよく毛鉤に突進してきた。合わせてみるとしっかり掛かっていたので、そのまま岸に引きずり上げる。

釣れたイワナを見てみると、白い斑点だけの放流岩魚。放流物もここまで上がってくるんだと、感心。

キャンプ場に戻り、スージーの帰りを待ってみるが、帰ってくる気配もなさそう。そういえば朝めしの時に「予備にとカップラーメン買ってきた」と言っていたので、これは帰ってくるつもりが無いと判断し、コースケと二人で昼食。そして薪集め。

昼下がりのキャンプ場で、午後の良い時間までイスに座ってひと眠り。

1時間程うたた寝したら、午後の部開始。と思っていたら、風が強く吹いてきた。駐車場下に入ってみようと思っていたのだが、あそこは開けているのでコースケにはちょっと厳しいか…と悩んでいると、目の前の流れでルアーマンが岩魚を釣り上げている。更に下流からフライマン…

どこへ行こうか考えていると、スージーが帰還。

「奥地の沢はどうだった?」と釣果を聞くと、「数釣りは楽しめたけど、手のひらサイズばかりでしたよ」

「お土産はもちろんあるよね~」と聞くと、腰にぶら下げたコンビニ袋を差し出し、「キープサイズはこれだけでしたよ~」と1匹。

スージーの入った奥地の沢で出た岩魚は、こんな手のひらサイズばかり

スージーに「本流狙ってみる?」と振ってみると、沢通しでかなりあるいてヘトヘトのようで、「今日はもういいです~」と、早々に着替え始めた

コースケも午前中の2匹で釣りは満足のようなので、本日の釣りは終了。

早速、火を起こして晩飯の支度開始。焚火台用ロング竹串と共に、コースケの為に作っておいた「火吹き竹」持って来るのを忘れてしまった。

火が落ち着いたら、コースケにはいつも通りにイワナの処理に回ってもらい、父さんは晩飯の準備。

本日の釣果はスージーの1匹を合わせて、7匹

このところステーキが続いているので、今回は頑丈なロング竹串もあるので、牛モモブロックと鶏モモをそのまま串刺しにしてシュラスコにしてみました。

塩水を吹きかけながら、焚き火でじっくり焼いていきます。

焚き火台の周りに、改良版のロング竹串に刺した岩魚を並べ、焚き火にぶら下げた飯ごうには、ざく切り野菜をたっぷり入れて、ポトフにしてみました。

サブの焚火台で作るのはキャンプで定番となっているスキレットで作るパエリア。キャンプでご飯ものだったら、これば一番お手軽で簡単です。このところチーズ入りパエリアが続いているので、今日はいつもよりカレーを効かせて、カレーパエリアに。

ニンジンを入れ忘れたパエリア。少し焦がしが足りなかった…

竹串で焼いたシュラスコも美味しく焼けました。

今回は自家製モーリョソースを用意してきました。

来月は寒くなってくるので、久々にキムチ鍋にでもしましょうかね~

Menu



Top