キャンプ料理
岩魚の燻製
今回は、ロングステイキャンプで岩魚の燻製を作ってみました。通常は、ソミュール液を作って魚を漬け込みますが、キャンプなので、シンプルに塩のみで塩漬けしたものを燻製にしました。スモーカーも身近にある段ボールの箱などを使って自作してみました。 全行程で3日必要となります。
材料
- 岩魚 4匹
- 塩 2つかみ
- スモークウッド(ヒッコリー)1本
- 豆炭(木炭) 少々
- 魚をぶら下げるための針金・ヒモなど
スモーカーの材料
- 段ボール(高さが魚の倍位の物)
- 焼き網(魚以外に使用)
- ステンレス串
- アルミホイル
- ガムテープ
段ボール箱でスモーカーを作る
今回は、キャンプで手軽に作ってみようと、家にあった焼酎の入った段ボールにキャンプの食材を詰め込んで持ってきて、その段ボールをスモーカーにしてみました。 もう少し高さがあればよかったのですが、少し高さが足りないので、上蓋に別の段ボールをかぶせる事で、高さ不足をリカバリーしました。 段ボールの上部と下部にそれぞれステンレスの串を3本差し、上は魚をぶら下げる&上に網を乗せてその他の燻製が出来るようにし、下部の3本は食材から落ちた油分等がスモークウッドに落ちないようにアルミホイルの汁受けを置く為に差しました。 当初の予定では、この段ボールスモーカーを焚火台の上にセットし、焚火台の上でスモークウッドを燃やそうとしていましたが、段ボールが小さくて、スモークの煙が逃げてしまいそうなので、地面に直置きに変更です。
上からのぞくとこんな感じです。アルミホイルの下にスモークウッドがくるようにします。
上にかぶせる蓋は、スモークウッドが入っていたAmazonの箱でバッチリです。
試しに他の食材をスモークしてみます
出来上がったスモーカーで、さっそく今晩のつまみを作ってみることにします。 今回は肉類なので、サクラのスモークウッドを使います。
ステンレス串の上に網を敷いて、ウインナー、ゆで卵、チーズをと思って準備してきたはずが、チーズを忘れてきたようで、代わりに厚切りベーコンを網に並べてスモークしてみます。
岩魚の燻製作り
- 1日目の夕方 釣った魚の腹ワタを取り、血合いをきれいに取り除いたら、スーパーバッグに入れ、たっぷりの塩を入れ、しっかり漬かるようにもみ込んで混ぜ、クーラーボックスの中に入れておく。
- 2日目の昼 塩漬けした岩魚がシナシナになって水が出ていればOK。よく洗ったら、鍋などに入れ、流水を流しながら夕方まで塩抜きする。
- 2日目の夕方 塩抜きした岩魚を風乾する。腹に爪楊枝などの棒を挟んで広げて、口にぶら下げるための針金を付けてぶら下げる。 天気が良ければ、魚干し網に入れて一晩とちょっと風乾する。夏場はそのまま干すと、ハエの餌食となるので注意。
- 今回はあいにくの雨模様なので、スモーカーにぶら下げて乾燥させることにする。
- 3日目の朝 やはり、天気が悪いうえに風通しの悪いスモーカーの中に入れておいたので、ほとんど乾燥していません。そこで、豆炭(木炭)を少し(3~4個)起こしてスモーカーに入れて乾燥を進めることにする。
- 3日目の昼 スモーカーの中の岩魚も程よく乾燥したので、スモークウッドに火をつけてスモーカーにセットする。温度もそれほど上がってないようなので、乾燥に使った豆炭はそのまま入れたままにし、スモークウッドを追加する。
- そのまま5時間程スモークをする。スモークウッドはちょうど1本で5時間。スモーカーが小さいので、半分に折り、2回に分けてスモーカーに入れた。
- 3日目の夕方 スモークウッドを追加投入した後はそのまま放置。夕方5時過ぎにはスモークウッドも燃え尽きており、無事完成しました。
- こちらの仕上がりは完璧! 塩加減も、乾燥加減もバッチリ仕上がりました。
今回使ったスモークウッド
今回もAmazonで調達しました。スモークウッドどスモークチップがありますが、スモークチップは、熱源がないと自らクスぶりませんので、スモークチップを使うなら、木炭を燃やしてそのうえに皿を置いてチップをいぶす必要があります。簡単に燻製を作るなら、スモークウッドが便利です。 今回は、LOGOSの消えないスモークウッドを購入してみました。消えないと好評のようですが、今までいろいろな種類を使ってきましたが、消えたことはありません。