テンカラ釣行レポート
2019年7月27日檜枝岐七入釣行
先月に引き続き、今シーズン2回目の檜枝岐への渓流釣り。台風6号の進路が心配だが、荒天を覚悟して釣行を決行。ジムニーに私とコースケ、ボスの3人+キャンプ道具を積んで、待ち合わせ場所の守谷近辺のセブンでスージーと合流する予定だが、果たしてキャンプ道具満載でジムニーに3人乗れるか?心配でしたが、新調したルーフラックのおかげで何とか荷物も収まり、途中食材を買い出しし待ち合わせ場所へ。いつもは時間に遅れるスージーだが、今日はめずらしく待ち合わせ場所に到着しておりました。
時折雨粒が落ちてくる天気の中、夜明け前に七入に到着。仮眠をとって朝6時、活動開始。コースケを叩き起こし、今晩の雨対策にシートを張り、設営完了。
キャンプ場前の川の水量はそれほど多くもなく、まとまった雨は降っていないようです。
昨シーズンから本流の放流イワナしか釣っていないので、今日は久々に、車を走らせB沢へと足をのばしてみる事に。
台風が接近中の割には、青空も見え、心配していた風もそれほど強くなくひと安心。
コースケにはまだブッシュの多い場所でのテンカラには慣れていないので、ここは撮影係となってもらう事にし、きっと釣りをしたいので、B沢2時間コースを探らせてもらうことにする。
やはり釣り人がかなり入っているのか?と考えながら毛鉤を流していると、流れの中で黒い影が毛鉤に反応した。
そこで毛鉤を逆さ毛鉤に替えて流してみるも反応無し。これまでに色々作ったゼンマイ胴シリーズの毛鉤を色々試したが、反応したのは最初の一回のみ。
諦めて先へ進むと、いかにもイワナの釣れそうなポイントだが、果たして出てくれるか?
メインの流れの筋へと毛鉤を落とし、漂わせてみるが反応無し。写真上部中央の落ち込みの流れの筋も反応無し。そこでメインの流れがぶつかって奥側に流れる反転流に毛鉤を流したところで、下から岩魚が浮いてきた。水面下に沈んだゼンマイ胴カディスの鼻先まで来てUターン・・・残念無念。
かなり複雑な流れの筋にイワナが入っております・・・
しばらく粘ってみたものの、毛鉤を見切られてしまったようで、再び姿を見せる事はありませんでした。
2時間コースの行程もあと残り僅かとなりましたが、ここからが良くイワナが出るポイントが続きます。浅い流れなので岩陰に身を潜めて流れの筋に毛鉤を落とし、流れなりに流すとやっと出ました。
釣れたのは23cm程のサイズでしたが、久々のヒレピン源流岩魚。沈んで流れるゼンマイ胴カディスに素直に出てくれました。
釣れたイワナを魚籠に納めて、再度同じポイントに毛鉤を流すと同じ場所からもう一匹出ました。合わせてフッキングはしましたが、掛かりが浅かったのか、すぐにバレてしまい残念。
Photo 1/2
すぐさま2匹目
Photo 2/2
ちょっと小さめ
沈んだ毛鉤は偏向グラスをかけていても日射しの差込み具合で非常に見づらい。2匹目は空合わせで、喰っていた。
サイズは20cmそこそこのギリギリキープサイズ。
すぐ上手の滝壺からの吐き出し。ここの流れの中にもイワナが潜んでいるポイントだが、逆光と水の流れで水面下に沈んだ毛鉤は全く見えず、空合わせでガツンと魚の手応え。
Photo 1/4
吐き出しの流れを狙う
Photo 2/4
カラ合わせで魚の手応え
Photo 3/4
カラ合わせで魚の手応え
Photo 4/4
B沢のひれピン岩魚
ここにも元気なイワナが入っていて、3匹目。
そして滝壺横のほぼ止水状態の溜まりをふと見ると、イワナが底にじっとしているのを発見。
イワナの鼻先にゼンマイ胴カディスを沈めると、フッと寄ってきて毛鉤をパクリ。すぐに合わせればよかったものの、動き出すのを待っていたら、毛鉤を吐き出されてしまいました。
源流イワナに遊んでもらい、キャンプ場に戻るとボスが見当たらない。釣りに行ったか?と思いきや、護岸に座りたそがれておりました。
コースケはそそくさと釣りの支度を始める。
「毛鉤は何を使う?ゼンマイ胴カディスがいいかもよ」と尋ねると、「この前と一緒のでいい」と、グリズリーパラシュートを選択。
コースケに、「午前中のノルマ2匹ね!」とハッパをかけると、苦笑いしながら階段を降り、釣り開始
父さんはB沢の釣りで午前中は満足。缶ビールを開けて、コースケの釣りを護岸の上からボスと見物。
護岸の上から川面を見ると、イワナが至る所に泳いでいるのが見えたので、コースケにイワナがいる場所を指差して伝えるも、伝わっていないのか違うところを狙っている。
Photo 1/3
釣れるかな~
Photo 2/3
イワナがヒット!
Photo 3/3
逃がすなよ~
とりあえず、そのまま自分のやりたいように釣らせていると、ものの5分程でコースケ、竿を立てて慌てた様子でこちらを見ている。
1匹目が掛かったようです。「バラすなよ~!」とプレッシャーを掛け、慎重に慎重に取り込んで、1匹目ゲットのコースケ。
父さんはビールが切れたのでテントに戻り、つまみのワラビを水場で切っていると、「ヒューヒュー」という口笛が聞こえた。
「おっ、コースケが2匹目掛けたな」と思っていると、ボスの悔しがる声が続けざまに聞こえた。「バラしたな、きっと・・・」
ワラビを盛ったコッフェル片手にテントに戻ると、やはり2匹目はバラしてしまったようです。次回はタモ網持ってこようね。
先月はキャンプ場前は釣り人だらけでしたが、今日はボスによるとルアー釣りが1組しか上がっていないとの事。幸先の良いスタートを切ったコースケですが、見えるイワナは毛鉤を流すとスッとどこかにいなくなるわ、深場に定位するイワナは水面上には関心を示さないわで、その後はノーフィッシュで午前の部が終了です。
A沢まで遠征に行ったスージー、時間になっても帰ってきません。オイシイ思いをしているのか、はたまた帰るに帰れない状況なのか・・・
腹も減ったので、先に昼飯を作って食べる事に。いつもなら、料理が出来上がる頃になるとひょっこり戻ってくるスージーですが、今日は本当に戻ってきません。
飯を食べ終え、午後の部までの時間をまったりと過ごしているとやっとスージー号が帰還。 釣果を尋ねると、予想に反していまだかつてない釣果だったと言うが・・・証拠となる物が何もありません。
いつものパターンで午後の部に入る前に、今晩の焚き火用の薪を集める。薪の調達を終えると、空が暗くなってきたので、まだ時間は早めだが、午後の部スタート。
父さんとコースケは七入駐車場から本流、スージーはお気に入りのE沢に入るようだ。
駐車場へと歩いて行くと、七入駐車場前のプールには釣り人が二人、護岸の上から釣り糸を垂らしている。
川に立ちこんで釣るような装備ではなかったので、声を掛けて下流から入って行くことにする。
プールまでの区間は流れが強く、ポイントも少なく反応なし。プールも先ほどの釣り人が釣っているので、軽く流して先に進む。
前回釣れたポイントで、今回もコースケ2匹のイワナを掛け、無事にゲット。今日は前回以上に魚影が多く確認できたが、スレているのか毛鉤には出てくるが、なかなか咥えるまでには至らない。そんな状態がしばらく続き、かなりの時間粘ってみたが、コースケの2匹で終了。
橋までの区間も反応はなく、橋の上手へと進む。ここでコースケ1匹掛けるが、取り損ない。
速めの流れを流した父さんの毛鉤に、ピョンと元気にイワナが出た。ちょっとサイズは小さ目だが、ヒレピンのイワナでした。
その後、キャンプ場脇の細い分流でも父さんの毛鉤にイワナが元気に飛びつきハリ掛かりするも、こちらに向かって流れる流れに乗られ、ラインがたるんで、痛恨のバラシ。
キャンプ場周りを探り終えたところで、午後の部も終了。ゴールデンタイムの夕マヅメはこれからですが、焚き火を起こしてキャンプタイムの始まりです。
コースケが参戦するようになり、魚の処理をしてくれるので、父さんはビール片手に晩飯の仕込み開始。
父さん特製の焚火台用ロング竹串に魚を刺して焚火台の周りに並べて焼き枯らす。
E沢に行ったスージーも無事帰還した。釣果は?2ケタ出たとは言っておりますが・・・今回はスージーからの画像提供がありません。
本日のキャンプ飯は、スージーからのリクエストでまたまたビフテキ。その前に焚き火に掛けておいたジャガイモとウィンナーのチーズ焼きが出来上がりました。
前菜とステーキ、スープ用に焼いた手羽元でおなかも一杯になり、パエリアまで辿り着けずに、鶏と野菜のスープで〆となりました。
いつもなら、父さんが一番最初にテントに潜りこむのだが、今日はスージーとボスが先に墜ちております。
台風の雨も夜が更けるにつれて強くはなってきましたが、それほどひどい降りにはなっていません。
あとは釣った岩魚を焼き枯らしながら、焚き火を楽しんで夜は更けていきました。
今回の釣果
状況:若干多めの水量
- 午前
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釣果
私: > 岩魚23cm 2匹
岩魚20cm 1匹
使用毛鉤: ゼンマイ胴カディス
コースケ: > 岩魚25cm 1匹
使用毛鉤: グリズリーパラシュート
スージー: > ウハウハ
使用毛鉤: 多分エルクヘアカディス - 午後
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釣果
私: > 岩魚20cm 1匹
使用毛鉤: 対放流イワナ用ゼンマイ胴毛鉤
コースケ: > 岩魚25cm 2匹
使用毛鉤: グリズリーパラシュート
スージー: > 岩魚2ケタ
使用毛鉤: 多分エルクヘアカディス