テンカラ釣行レポート

2018年8月25日檜枝岐七入釣行

夏休み終盤の七入

今回の七入釣行は、ボスと二人の釣行となりました。例年お盆休みはキャンパーでごった返す七入オートキャンプ場ですが、今年は天気に恵まれずそれほど混みあわなかったようです。お盆休み明けは毎年イワナの出がイマイチですが、今年はどうでしょうか・・・

キャンプ場内に生えるハタケシメジ
キャンプ場内に生えるハタケシメジ

朝6時、ボスがゴソゴソとテントから這い出す気配で目をさます。3時間程しか寝ておりませんが、私も早速活動開始。

サンダルを長靴に履き替え、キャンプ場内のお目当ての場所でじっと目を凝らすと、生えていましたハタケシメジ!

7月は雨が少なかったので、キノコの出が心配されていましたが、例年と変わらず生えていました♪

七入オートキャンプ場内で採ったハタケシメジ
七入オートキャンプ場内で採ったハタケシメジ

キャンプサイトをくまなく探し、とりあえず今晩の肴用には十分な量のハタケシメジをゲットしました。

今回はキノコ山菜ダメ人間のスージーが欠席なので、今晩はキノコ山菜メインのメニューとなっております。

七入オートキャンプ場の朝

下界は猛暑日が続く日々ですが、七入の気温は20℃。例年と比べて5℃位高く、いつもだと長袖シャツを着ていることが多いのですが、今日は半袖で充分。

午後は雨予報が出ているので、タープ替わりのシルバーシートを掛けてから、釣り支度を開始。

ボスは・・・ 腰の塩梅が良くないようで、足元に一升瓶をセット。朝から飲んだくれモード突入のようなので、朝一は失礼してボスお気に入りの沢に入ることにした。

お盆明けはやはり渋いです

ボスお気に入りの沢の天然イワナ
ボスお気に入りの沢の天然イワナ

エルクヘアの#17番を結んで釣り開始。しばらく毛鉤を打ち込み続けると、やっと本日1匹目。15cmに満たないチビ岩魚が毛鉤をしっかり咥えていました。

魚影が少ないのか、スレて反応しないのか、反応は渋々・・・

ようやく流れの中で毛鉤に反応する黒い影を発見し、毛鉤を色々変えてみるが毛鉤を咥えるまでには至らず・・・

ボスお気に入りの沢の核心部を目前に遡っていると、下流から左岸をヘルメットをかぶってザックを背負った沢屋さんが沢通しにザブザブ上がってくるのが見えたので、核心部を狙おうと急いで上がる。

そのまま来られるとポイントがパーになってしまうので、コンタクトが取れる距離まで近づいたところで、「巻き道は反対岸」とジェスチャーすると、無事伝わったようで対岸側に渡ってくれた。

ボスと怪しいキノコ
ボスと怪しいキノコ

結局、核心部でもイワナの反応は無く、最初の1匹でボスお気に入りの沢は終了。キャンプ場に戻ると、ボスは一升瓶を片手にのんびりくつろいでおりました。

とりあえず喉が渇いたので、プシューッと一息。時間はまだ10時過ぎ。今日は本流を誰も上がってこないとボスが言うので、キャンプ場前を探ってみることにする。

管理棟に立ち寄りサトーさんに挨拶し、管理棟前の階段を降りていくと七入橋の下に釣り人を発見。橋のたもとからと思っていたが、ここから釣り上がっていく。

水場横を過ぎ、テントのところまで探ってみるもイワナの反応は全く無し。惨敗です。

前日観た「フライの雑誌」の記事をふと思い出す

七入オートキャンプ場

今日の七入、気温は25℃だが湿度が高くてムシムシする。テントに戻ったら、速攻でプシューッと喉を潤す。やっぱり昼間のビールは最高です。朝採ったハタケシメジを甘辛に炒めて、飲んだくれモードへと突入。

お昼のメニューも用意していたが、ビールとつまみでおなかいっぱ~い。

集めた薪
これで明日の朝まで持つかな?

完全に出来上がる前に、今晩の焚き火の薪の調達で、酔いをさましたら、ゴールデンタイムまでひと眠り。

3時過ぎ、もう一度キャンプ場前の流れを探ろうと、七入橋の下から釣り開始。午前中はエルクもパラも逆さ毛鉤も反応が無かったので、昨日ふとフェイスブックのタイムラインで見た記事を思い出し、「そーいえば同じタイプの毛鉤がケースに眠っていたな」と試しに結んでみた。

ポイントに打ち込み、逆さ毛鉤の要領で誘いを掛けて流していると、ラインに反応が出た。合わせると20cm程の放流イワナがクロスオーストリッチパターンの毛鉤をしっかり咥えている。

この毛鉤で、橋のすぐ上流の流れでたて続けに3匹ヒット。ハックルが無いので視認性は最悪。ラインのたるみ具合でアタリを取らなければならないが、入れ食い状態。

今回の当たり毛鉤
ゼンマイ胴のクロスオーストリッチ

「こりゃいいぞ」と竿を振っていると、雨がポツポツ降り出し、雷が鳴り出す。

人間避雷針にはなりたくないので、1匹追加したところで竿をたたんで本日の釣り終了としました。

何年か前の8月にも、雨降りの夕方に小一時間で爆釣したのを思い出す。あの時は逆さ毛鉤だったかな。時合が良かったのか、毛鉤が良かったのかは定かではないので、次回釣行でもう一度クロスオーストリッチを試してみようと思います。

ちなみに私が観たフライの雑誌の記事は【特別公開】クロスオーストリッチは裏切らない(堀内正徳)『フライの雑誌』第111号特集◎よく釣れる隣人のシマザキフライズよりです。

焚き火
焚き火台で岩魚を焼く

テントに戻ると石で竈を組んでボスが焚き火を始めていました。今晩は雨予報なので、焚火台を出して火を移動。魚を焼くには直火でないとダメなのですが・・・

仕方ないので焚火台の焚き火の傍らの地面に串を刺して焼いてみましたが、やはり直接火の当たる尾っぽしか焼けません。何かいい方法はと、キャンプ道具を見渡して目に入ったのが、炭入れに使っている段ボールのミカン箱。

細身のステンレス製の串を使っているので、ミカン箱のフタ部分の段ボールのジャバラ部分にちょうどステンレス串が刺さって、フタ部分の開閉の角度を変えて火加減を調節できます。ただ、段ボールなので火に弱いので燃えてしまわないか心配でしたが、遠火で直接熾火の熱が当たらないようにしたら、焦げる事もなく使えました。

スノピの焚火台で串焼き魚を焼くこの方法を近いうちに紹介できたらと思います。

今回の釣果

状況:平水

午前
釣果:本流キャンプ場近辺>    釣果無し
   A沢       >    岩魚 15cm×1匹
使用毛鉤: エルクヘアカディス#17
午後
釣果:本流キャンプ場近辺>    放流岩魚 20cm×4匹
使用毛鉤: 昔作ったクロスオーストリッチ

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