テンカラ釣行レポート

-2014/7/26- 檜枝岐釣行

釣行2週間前、ボスから「仕事の同僚が倒れて休みが取れなくなった」と連絡が入る。LINEのメンバーグループに参加確認の呼びかけをするが、スージーが音信不通・・・ という事で、今回はK氏と私+息子のコースケと3人の釣行となりました。 K氏、仕事の営業成績が悪く仕事を上がれるのが10時になるという事で、仕事場で合流する。 私のデリカでは二人の割り勘では高くついてしまうため、K氏のブラックサンダー号(ホンダフィット)で行くことにし、荷物を積み込むが・・・デリカと比べてしまうと積載量が全く違う!後部座席を半分潰しても、冷やしたビールなどを入れたクーラーボックスが場所を取り、やむなくタープ・テーブル・その他諸々のキャンプ道具は置いていくことに・・・ 午前2時過ぎにいつもの定宿の七入オートキャンプ場に到着。今回は軽くビールを飲んで3時過ぎに就寝。釣りに備える。

七入オートキャンプ場
ピーカンの青空に、キャンプにするか悩むが・・・

朝7時テントから出て天気予報のチェック。昨日まで出ていた夕方の雨予報は消えているが・・・ タープを持ってこなかったのと荷物を無理矢理積んできたため、撤収時雨に降られるととんでもない事になりそうなので(K氏と二人だから)、K氏と相談。 K氏も「管理棟での素泊まりを体験したい」との事だったので、管理人代行のサトーさんに空き部屋を確認すると、空いているとの事なので今回は管理棟に宿泊する事に決定!

七入オートキャンプ場管理棟
今年も管理人代行として長逗留しているサトーさん。 管理棟前で読書をしてのんびりしています。

さっそくテントを撤収して管理棟へ移動する。 荷物を部屋に運んだら軽く朝食を摂り、コースケと二人釣り支度をしてさっそく近くの沢へと行ってみる事にする。 息子のコースケは、これが4回目のテンカラ釣り。成長の早い子供にはしっかりとした装備を揃えるのはもったいないので、サンダル履き+ネオプレーンタイツという足回り。フエルト底のウェーディングシューズを用意したいところだが、サンダルのグリップも良いようで問題ないようだ。 私も身支度を整えて、準備完了!

七入オートキャンプ場管理棟2階からの眺め
七入オートキャンプ場管理棟2階からの眺め

K氏はといえば・・・いつものパターンで、「まずは温泉に」と車で出掛けていった。 サトーさんは私たちに教えてくれなかった(?)が、キャンプ場にお泊りの際は、受付の際、温泉のチケットを購入することをお勧めいたします。 「燧の湯」「駒の湯」「アルザ」の共通入浴券が500円⇒300円で購入できますので、お忘れなく!! K氏は、入浴券がある事を知らずにそのまま温泉へと行ってしまいました・・・

岩魚釣り
コースケの今シーズン初岩魚♪

親子二人で、近くの沢に入渓する。 まずは毛鉤はエルクヘアの#17番をハリスに結んで、流れに打ち込む。先行者がいなければ良いのだが、今日入った沢は入渓点が至る所にあるのでちょっと心配だったが、しばらく行くと毛鉤に岩魚が飛びついた。 合わせるも残念ながら空振り・・・ どうやら先行者はいないようで一安心。この沢は通らずまで溯っても3時間コース、じっくりとポイントを攻めていく。

まずまずの型が出た
粘りに粘って釣り上げた岩魚

コースケの後ろに立ち、手取り足取りで打ち込み~誘いを繰り返していると、緩い流れを漂うエルクヘアに、岩魚が「ポコン」と出た。合わせをくれると、今度は掛かったのでそのままコースケに取り込みを任せるが・・・ラインを緩め過ぎたせいでバラシてしまう。残念! どうも毛鉤には出るがフッキングが甘い。空振りを繰り返しながら遡行していくと、緩い流れを流れる毛鉤に良型の岩魚が反応したが、手前でUターン。 そこで毛鉤を伝承毛鉤やら逆さ毛鉤やらと変えて打ち込んでみるが・・・反応なし。 そこで、毛鉤をエルクヘアに戻してサイズをアップ、#15番を結んで岩魚の潜んでいる流れの筋へと流すと、今度は一発ゲット。25cm程の岩魚が#15番のエルクヘアをしっかりと咥えてくれました。

七入オートキャンプ場付近での午前中の釣果
今シーズンも小型の岩魚が多い

その後も#15番のエルクヘアで岩魚を追加。コースケも無事2匹釣り上げ、通らずまで遡行し午前中の部が終了~ 今日はとても暑く、帰りは沢通しを水浴びしながら帰還すると、K氏が管理棟前でサトーさんを話し相手に、空き缶を山のように積んでビールを飲んでいた。温泉から帰ってひと眠りした後は、釣りもせずに酒盛りをしていた様子。

湧き水で冷やしたそうめんで昼食
湧き水で〆たそうめんに舌鼓♪

管理棟の温度計を見ると、気温は28℃! 今日の七入は非常に暑い。やはり暑い日は、そうめんに限ります♪ 台所をお借りしてそうめんを茹で、キンキンに冷えた湧き水でキュッとしめたそうめんは格別の味。3人前茹でたそうめんをあっという間に平らげたK氏がお替わりを所望するので、追加を茹でてあげる・・・ 腹ごしらえを済ませたK氏が、やっと釣りをする気になったようだ。 私とコースケは、夕マヅメのキャンプ場前を狙う事にし、しばしコースケの遊び相手をすることに。 K氏はいつものマル秘ポイントへと消えていったようだ。今日は暑いので、水遊び用の海パンを持ってきたコースケとキャンプ場の前の川で水浴びをすることにした。

七入オートキャンプ場前の実川の流れ
キャンプ場脇の実川の流れ

水場前の階段から川に降りると、今日は水量が多い。流れに素足を浸けると、冷たすぎて川の中に居れない!日なたを求めて中洲へ・・・ 夕マヅメの釣り場の偵察も兼ねて川を下っていくと、前方に釣り人発見!目を凝らしてよく見ると、あのロッドの特徴のある振り方は・・・K氏ではありませんか! 近づいて行くと、バツが悪かったのか「トイレどうやって行けば近いですか?」と言って、キャンプ場へと消えていった。 七入橋のところまで、川の様子を見がてら降りていく。橋の下流を見ても水量が多くて毛鉤釣りは厳しいかな?と夕マヅメの釣りは半分諦め、七入沢の出合いから階段を上って管理棟へと戻る。

1030
管理棟前にある流しは天然の冷蔵庫

着替を済ませ管理棟前でビールを開けて一杯やっていると、常連さんが戻ってきた。釣果を聞くと小型が多数で、良型少々との事。舟岐川の方へ行っていたようです。 夜の部に備え、昼間はアルコール分は控えようと思っていたのですが、つまみが出てくるわ、ビールの差し入れは貰うわ暑いわで酒がどんどん進んでしまいます。

K氏の午後の釣果
キャンプ場の看板脇で記念撮影
尺にはちょっと足りない28cm
尺には足りない・・・28cm!
良型の岩魚
久々の大物にニンマリ顔のK氏

ペースを落としつつ、常連さんと飲んでいるとK氏も帰還。 最初は「全然ダメでした・・・」といいつつ、顔がニヤけてるよ~と言うと、クーラーバックの奥から良型の岩魚をつかみ出し、自慢気♪ サイズを測ってあげると、28cmの良型岩魚。 なかなか尺を越えられないK氏であります。 K氏の釣り上げた良型岩魚は、釣り上げて時間も経ってないので刺身にする事に♪

岩魚の刺身
シソの葉を添えてお刺身完成♪
そぎ切りで刺身に
中骨が口に当たらないように、薄くそぎ切り。
岩魚の三枚おろし
三枚おろしにします。
良型岩魚をお刺身に
ワタを出したら皮を剥いで・・・

七入オートキャンプ場付近には、七入沢・モーカケ沢・道行沢・硫黄沢など渓流釣りに適した沢が多くありますが、ここ数年は釣り人が多く入っており魚影も薄くなり、良型の岩魚にお目にかかる事が少なくなりつつあります。大型岩魚を狙うには、やはり歩いて奥地に入るしかないのでしょうね・・・ 刺身を冷蔵庫で〆ている間に、今晩の晩飯作り。今回はシンプルに鉄板料理の焼きそば&焼肉。

1032
焼きマシュマロを楽しみに来ているコースケの為に、あえて炭を起こして焼きそば作り
親子キャンプ
管理棟でみんなで夕食を食べる

スノーピークの焚火台に自作ステーを付けたバーベキューグリルで、管理棟脇でササッと焼いて、今晩宿泊する常連さんと一緒に食事を頂く。 食事を済ませると常連さん達は明日の本流狙いの為の仕掛け作りをすると言って、早目に部屋に戻っていった。 管理棟宿泊は手軽で良いのだが、やはりテントサイトの空気とは違う。釣りに集中するのなら宿泊まりが良いのでしょうが、七入の大自然を満喫するのなら、テント泊に限りますね~

留三郎小屋の朝
留三郎小屋の朝

雨の降りだした檜枝岐村
燧の湯を出ると、先ほどまでの晴天はどこへやら・・・

翌朝、朝7時に起床。常連の釣り師さん二人は、もうすでに渓に姿を消していた。 今日も天気は快晴、キャンプの撤収作業がないので、管理棟前のイスに座って出立の時までのんびり過ごす。 これだけ天気が良ければ、キャンプの方が良かったかな?と後悔する父さんであった・・・

今回のあたり毛鉤
  • エルクヘアカディス#15番
  • エルクヘアカディス#12番(K氏)

Menu



Top