テンカラ釣行レポート

– 2013/8/29- 檜枝岐村釣行

毎月末恒例となった尾瀬檜枝岐の七入オートキャンプ場へのキャンプ釣行、今回は父さんのロングバケーションとボスの3連休がぶつかった為、ボスが夜勤の明けた木曜日の朝に出発する事に… 今日から日曜日まで、3泊4日の七入釣行とあいなりました♪

8月29日(木)

先発隊出発~

ザック一つで出発

事前にキャンプ道具と釣り道具など大方の荷物はボスに預けておいた。 身の回りの物をザックに詰め込み、朝9時に自宅を出発し待ち合わせ場所の武蔵野線の三郷駅へ。 駅の階段を降りてロータリーに向かって歩いて行くと、ボスの愛車「白い彗星」が爆音をたててロータリーを周回してきた。 夜勤明けのボスと運転を代わり、七入に向かって出発♪

外環~東北道を通り、昼前に西那須野塩原ICに到着。 ボスの愛車「白い彗星」は、ジムニーなのだが燃費が非常に悪い。ボス曰く、「リッター7km走れば良い」そうだ…スージーも同じジムニーに乗ってはいるが、燃費は「遠出をすると、20km近くは走る」との事で、「走り方に問題があるのでは?」と、メンバーの間ではささやかれていた。 ここまでで、燃料計の目盛は半分を少し切った程度。父さんの運転で、どれだけ走るかが楽しみです。

木賊温泉に向かう下り坂

途中のスーパー&道の駅にて4日分の食料の買い出しを済ませ、時間も早いので久々に木賊温泉に寄ってみる事にしました。 木賊温泉の共同浴場は2箇所ありますが、やはり「木賊温泉」と言えば西根川の河原からコンコンと湧き出る「岩風呂」です。 愉しい面々隊 -2013/05/14 秘湯、木賊温泉への想い- をみて、最近行ってないな~と思ってたらボスも木賊温泉が以前から気になってたようで、国道401号線に出ずに木賊温泉の標識を左折。

木賊温泉

駐車場から脇の階段を川の方へ降りて行くと、小屋掛けされた岩風呂があります。 入湯料200円を入れて、湯船の脇にスノコを敷いただけの脱衣所で服を脱ぎ、こんこんと湧き出るお湯に、熱さを我慢して浸かる。 暫く浸かっていると、熱さに慣れて良い湯加減♪ 西根川のせせらぎを聴きながら浸かるお湯は最高でした。

恐るべし燃費

檜枝岐村大根卸の蕎麦畑
キャンプ場へ行く途中、大根卸の蕎麦畑は花が満開でした。

汗を流してサッパリしたら、木賊温泉から尾瀬小繋ラインを通って檜枝岐へ。山を越えて檜枝岐村に入り暫くすると燃料の給油ランプが点灯… 本村のJAスタンドで、給油をする。 ハイオク満タンで、¥6000円也!何という燃費の悪さ…父さんのデリカの方が経済的なんて!

乾杯

午後3時過ぎに尾瀬の麓、七入オートキャンプ場に到着。先客のキャンパーは3組程。もう夏休みも終わりなので、空いております。 週末が台風予報なので、雨に降られた時の事を考え排水の良い場所にテント&タープを設営。 お疲れ様の一杯はFBでゲットしたクーポン券でもらったキリンの「秋味」で( ^^)/▽▽\(^^ )~ ひと息ついたら、今晩の焚き火の薪を集めに裏山へ…

ビール片手に釣り
ビール片手にほろ酔い気分で手軽に渓流釣りが楽しめるのは、ここ七入オートキャンプ場位でしょう♪

キャンプの準備も終わり、日没まで時間もあるのでキャンプ場の前の流れを探りに行ってみる事に。 ボスは仕事でお疲れの為、父さん一人で七入橋の上から毛鉤を打ってみました。 8月初旬に来た時は雨で水量が多かったキャンプ場前の実川も、渇水気味でテンカラ釣りにはうってつけの流れになってました。

焚き火を愉しむ

お盆休みに釣り人が沢山入渓しているはずなので期待薄でしたが、小一時間程打ってヒレの擦り切れた放流物の岩魚でしたが、2匹釣れました。 テント下辺りまで釣り上がり、そのまま護岸を上がる。 護岸を上がると、ボスが焚き火を愉しんでおりました。

焚き火

着替えを済ませて、晩飯の支度に取り掛かります。 先ほど釣った岩魚は、さばいて串打ちをして焚き火にかざして焼き枯らします。渓魚と言えば、塩焼きで味わうのが定番ですが、食べ飽きた感があります。 最近は、良型が釣れると刺身にして食べる以外は、焚き火で焼き枯らして持ち帰り、自宅で甘露煮にして味わう事が多くなってます。

簡単山めし

ソーセージの柚子胡椒蒸し

今晩の夕食は、飯盒で作るパエリアと、「ソーセージの柚子胡椒蒸し」を作ってみました。 ファミリーでのキャンプの時は、手の込んだ料理を作ってますが、キャンプ釣行では釣りがメイン(?) なるべく手の掛からなくて美味しい簡単料理を紹介していきたいと思ってます。

作った料理を食べる
こりゃ~イケます!

今回作ってみた「ウィンナーと野菜の柚胡椒蒸し」ですが、以前から気になっていた料理で、山めし礼讃 – 山料理 山ごはんレシピの記 – というブログで紹介されていた物を、実際に試してみました。 中に入れる具材は、あり合わせの物を使ってみましたが、やはり予想通りの旨さ♪ 冷たいビールにピッタリの山めしおつまみですね!父さんの作った参考レシピもアップしてみました♪ 父さんの部屋>キャンプ>キャンプ料理>ウィンナーと野菜の柚胡椒蒸し 柚胡椒のピリッと感と、ソーセージが絶妙のマッチング! ボスと二人で、あっという間に平らげてしまいました~

飯盒で炊いたご飯
焚き火で飯盒炊爨をするのは…確か20年振り位かな? 上出来の炊き上がりでした♪

メインのパエリアは、わが家で相手にされていなかった、賞味期間の切れたレトルトの「炊飯器で炊けるパエリアの素」を勿体無いので使ってみました。 焚き火での飯盒炊爨は何年振りだろう… 研いだお米に水は少し多めの分量、そこにシーフードミックスとパエリアの素を入れて炊くだけ。お焦げが美味しいはずなので、火加減強め・時間も5分程長めで炊いてみました。 美味いメシを食べて、初日の夜は暮れてゆきました…

8月30日(金)

山を越えてはみたものの…

ミヤマクワガタ

朝5:30分、ゆっくり目に起床。 天気予報をチェックすると、午前中の雨予報は消えて、午後から雨の予報… 台風の影響で、予報がコロコロ変わっている。 トイレに行くと、街灯脇の木にミヤマクワガタの♂発見!

七入オートキャンプ場

昨日の残りのパエリアを食べて、釣り支度を整えキャンプ場を出発。 今年は七入オートキャンプ場近辺の沢は釣り人が多くて貧果に終わっているので、今日は御池を越えて奥只見の方へと足を伸ばす事にした。 ボスのアクロバティックなドライビングに肝を冷やす事30分…

登山道入り口の駐車場

本日の目的の沢は、小沢平から渋沢温泉小屋へと続く登山道を歩いて行くと最初に出合う沢「トクサ沢」。 15年位前に、ちょこっと竿を出したら山女魚が結構釣れた記憶がある沢です。 登山口の駐車場に車を停めて、登山道を歩いて沢に向かいました。

トクサ沢出合いに掛かる橋

沢の出合いまでは5分程。沢は国道に沿って流れているのでエスケープも楽。 さっそく橋の所から竿を出して毛鉤を打ってみると、流れの淀みの岩の下のエゴから毛鉤を見つけた魚影がスーッと近づいて来たぁ! 残念ながら、一発で仕留める事が出来なかったが、まだ毛鉤を見切られていないようで何投目かまでは、毎回毛鉤を見にエゴから出てきた。

赤ちゃんヤマメ

毛鉤を変えたりして暫く粘ってみたが、そのうち全く出てこなくなってしまい諦めて沢を遡る。 川床が砂や小砂利の多い沢で、ポイントがえらく少ない。浅いザラ瀬などにも毛鉤を打つが、出てくるのはチビ山女魚のみ… 1時間程遡行してみるが、渓相も変わらず、魚影も変わらず…

今回の入渓ルート

砂や小砂利が多いのは、一昨年の豪雨の影響か? ボスと協議の末、場所を変える事に… 渓から薮をこいで上がるとすぐ国道に出た。 仕方が無いので、キャンプ場に戻りつつ御池を過ぎた所で、国道沿いを流れるモーカケ沢に入ってみる事に… 路肩の駐車可能なスペースを見つけて車を停めて、踏み跡を辿って沢の方へと入って行く。

踏み跡を辿ると、すぐに国道に沿うように遊歩道が整備されていた。遊歩道を暫く下り、水音の近い場所見つけて薮をこいで沢に降りる。 普段運動不足のボス、熊笹の薮に足を取られすってんコロリン。 なんとか無事に、モーカケ沢の流れに降り立つ事が出来ました。 落差のある渓相は、いかにも岩魚の潜みそうな流れ。

真っ黒なイワナ

ボスが倒木の下にフライを送り込むとすぐに岩魚が踊り出た! 20cm程の真っ黒な魚体の岩魚でした。 しかし、その後は進んでも進んでも、モーカケ沢も沈黙…2時間程遡行してみましたが、その後は魚影も見られず、予報通り雨も降り出す始末。 敢え無く撤収!

源流部の流れ

午前中入ったトクサ沢もモーカケ沢も道路沿いに流れる渓流なので入渓しやすいせいなのか、魚影がほとんど見られませんでした。 しかもお盆過ぎで、根こそぎ釣られた後なのか?源流域は魚の供給源が無いので、シーズン後半は厳しいのかもしれません…

キャンプ場に戻ると、管理人の星さんに「良いのが釣れたかい?」という問いに、首を横に振ってテントに戻る。 昼飯を食べ、雨が振る空を眺めて、午後はどうしようか考える… ボスはこのまま飲んだくれモードに突入しそうな予感… ボスに、「とりあえず、温泉にでも行きましょうか~」と切り出して、温泉に行く事に。

8月30日は尾瀬の日制定日により、入館料が無料
ラッキー

奥会津は温泉の宝庫、釣りが出来なくても温泉でのんびり出来るのが魅力です。 今回行ったのは、キャンプ場から一番近い「燧の湯」。内風呂は源泉かけ流しで、硫黄の匂いがほのかにかおる温泉です。 入口を入ると、「本日、8月30日は尾瀬の日制定日により、入館料が無料となります」との看板が! ラッキー♪ ゆったりと、燧の湯でくつろぐ午後となりました。

やっぱり消化不良

ウェーディングシューズ
前回ボスが購入したウェーディングシューズを父さんも購入♪ SILVERFOX ウェーディングシューズ SW-271

温泉から戻っても、まだ雨はシトシト降ってます。 空模様を気にしつつ、風呂上りのビールを飲んでいましたが、やはりチビ山女魚1匹では少しばかり消化不良… 午後4時過ぎ、雨は降っていましたが夕マズメの本流を試してみる事に。一升瓶を抱えて飲んでいるボスにも声を掛けたが、完全に飲んだくれモード突入。 ボスを置いて、「目標3匹釣ってきま~す!」と言って、テントをあとにした。

逆さ毛鉤
管釣り&山女魚用に使ってる逆さ毛鉤が、放流物の岩魚には相性抜群?

雨の降りしきる中、合羽を着込み七入駐車場の外れから、本流を叩いてみる。しばらくは、反応が無かったが、駐車場から河原に降りる階段があるすぐ下あたりに来た途端、水面下でひるがえる魚の白い腹が見えた。 合わせをすると、魚の手応え。掛かった魚を手に取ってみると、放流物の20cmクラスの岩魚。 そこからは、緩やかな流れを重点的に叩いてみると、あれよあれよと打ち込んだ毛鉤を水面下で捉える岩魚。入れ喰いに近い状態♪

実川で釣れた放流イワナ

途中、ボスに「入れ食いですよ~、来ませんか?」と電話してみたが…だいぶ飲んでしまったようだ、「今日はいいや」とのお返事。 七入橋を越えたところまでの区間だけで、取りこぼしを含めたら掛かった魚は10匹以上! ヒレピンの綺麗な岩魚だったら、言うこと無しだったが…25cmオーバーの岩魚も2匹混ざり、ウハウハ気分で護岸を登りテントに戻った。

串打ちしたイワナ

七入駐車場下~七入橋まで、1時間ちょっと釣っての釣果は6匹。残念ながら全て放流物でした。 中には串打ちされたような奇形の岩魚も混ざり、ちょっと趣には欠けましたが、充分な釣果でした。 毛鉤は逆さ毛鉤の#16番のみでの釣果です。 釣れた岩魚の殆どの個体は、水面下で毛鉤を咥えていました。

焚き火でイワナを焼き枯らす

管理人の星さんに、放流したてなのか聞いてみたが、そう頻繁には放流はしてないようだ。 「釣り人が多いこの川で、これだけ釣れたのは、なぜか?」という疑問が湧きました。 今の季節は、殆どのフライマンはドライフライを使用してます。ヒレが擦り切れた放流魚は、早い流れでは水面上を流れる餌は捕食できないのでは?という仮説を立ててみました。 明日、実際にドライフライと水面下を流れる逆さ毛鉤で比較してみたいと思います。

二日目の夜は

晩飯の支度

さて釣った岩魚を串打ちして、焚き火の脇に刺したら、晩飯の支度に取り掛かります。 今晩のメニューは、「ミョウガと舞茸と油揚げの醤油炒め」 多分、ボスも食べた記憶のある一品のはず。 このレシピは、むか~し仕事場の先輩がキャンプでよく作ってくれた一品。 今は津田沼で、お寺の住職をしている松岡さんから教えて頂いた、お手軽おつまみメニューです。

ミョウガと舞茸と油揚げの醤油炒め

舞茸の香りとミョウガの香りと歯ごたえが、絶妙な一品です。 今日は昼から飲んだくれていたボス。〆のラーメンを食べたら、お腹が一杯になってしまったのか、私より早く椅子に座ったままうつらうつら… いつもは最後まで焚き火をしてるのに… ボスを起こして、二日目は早目の就寝zzz

8月31日(土)

メンバー全員集合♪

七入オートキャンプ場の朝

土曜日の朝、午前5時に起床。 現在の気温16℃、薄雲のかかった青空が広がり、天気も何とか持ってくれそうです。 後発隊のスージーとK氏は、まだ到着してないようだ。 コーヒーでも飲もうと、お湯を沸かしてると…

何故いつもこのパターン??? コーヒーの香りに引き寄せられたかのように、K氏の「ブラックフィット号」がキャンプ場に現れた。 夜中に千葉を発ち夜通し走ってきて、途中欽ドンの清六さんの話で盛り上がり、インターを通り過ぎてしまったようだ。 ハイテンションだったK氏も、ビールを飲んで腹を満たすと睡魔が襲ってきたようで、「少しばかり仮眠を」と、テントに潜り込んでいった。

朝食にうどんをすする

テントの中から響いてくるK氏のいびきを聴きながら、ボスと私も腹ごしらえ。 今朝の朝食は、父さん特製うどん。 朝食を食べ終えて、二人を置いて釣りに行ってしまおうかとも考えたが、そのまま放っておくと夜まで寝ていそうなので、2時間程待って起こしてあげる事に… 何て優しいボス!

そろそろ時間も8時半になるので、二人をたたき起こすと、K氏は温泉に行くと言って、スージーの荷物を車から放り出してキャンプ場から消えて行った…

父:
そういえばスージー、この間バス釣りに行ってスマホを水没させたという噂を聞きましたが?
ス:
そうなんです。で今回は万全を期して、防水カバーを用意しました!

と言って見せたのは…

父:
ん、ジップロック???この前と変わってないじゃない?
ス:
この間水没させたのは、防水ケースと思って買った物が防水ケースじゃなくて…
父:
で、またジップロックに戻ったのですか?
ス:
えぇ、これで完璧です!
父:
ちゃんとしたの買えば?千円位で買えるよ→

さて、釣り支度を整えて行きますかぁ! スージーと二人、準備を進めておりましたが、ボス一升瓶を抱えたまま動く気配なし 昨日は良い思いをしたので、今日はスージーの後をついて写真でも撮ろうと思い、スージーに「一緒に行こうか?」と声を掛けたが、スージーは激しく拒否! 「一人でのんびり釣りをさせて下さい~」だそうです 仕方ないので、一人で七入沢に入ってみる事に…

台風で荒れるかと思われた天気も、この三日間は上々の空模様♪一人国道へとキャンプ場を歩いて行く。 七入沢には、国道を出て左にちょっと歩いた護岸帯から入ってみる事に。 毛鉤は昨日同様、逆さ毛鉤の#16番を結び、水の流れている所に片っ端から毛鉤を打ち込んで行く。 早速緩やかな流れの中で、魚が反転するのが見えた。

成魚放流されたイワナ

すかさず合わせると、20cm程の岩魚。これも成魚放流された岩魚でした。 ここからは、緩い流れをメインに毛鉤を打つ。 やはり放流物の岩魚が溜まってた…護岸帯のエリアで4匹の岩魚を釣り上げた。 護岸帯を過ぎると、岩魚の反応はパッタリと止まった。暫く遡ってみたが、岩魚の気配が全く感じられない。

ボスはエルクへアの#16番で岩魚を狙うが…

放流物を狙って、出合いから再度入ってみる事にして、国道を下ってキャンプ場へと戻る。 キャンプ場脇から階段を降りて行くと、フライマンがロッドを振っている。目を凝らしてみるとボスだった。 ボスに上の状況を伝え、「放流されてるのなら、この辺りにも溜まって居るはず」と毛鉤を打ってみるが、岩魚の気配は無し…ボスの後ろについて、護岸帯まで上がってみるが、七入沢は沈黙…。護岸帯でボスと分かれてキャンプ場へ戻る。

調子に乗りすぎて

七入オートキャンプ場

日なたを歩いていると、まるで真夏のような陽射し。とは言っても気温は30℃を切ってはいますが… テントに戻るとK氏がまだ居た。これから本流をちょこっと攻めてみるとの事、日中の本流は厳しいでしょう? K氏を送り出したら、少し早目の昼休み~ 暑さに負けて、ビールを開ける。 いやぁ、これが美味いんだな~

七入オートキャンプ場前で釣り

キャンプ場下でフライロッドを振るK氏を眺めながら、ビールをクイクイ飲んでいると、スージーが硫黄沢から戻って来ました。 どうやら独りで黙々とフライフィッシングを楽しんで来た様子です。 釣果を尋ねると、20cmオーバーを筆頭に4匹。チビ岩魚と戯れて、満足気のスージーでした。

お昼を過ぎて、K氏もテントに引き上げて来ましたが、ボスが中々戻って来ない… きっと良い思いをしているんだろうという事で、3人で、昼下がりの陽射しの下、つまみをつまんでお酒がすすみます。 暫くして、ボスが戻って来ました。きっと良い思いをしてきたのかと思い、釣果を聞いてみましたが、ボス沈黙… 七入沢に撃沈されてきた模様です。

昼食を食べると、K氏はふらりとロッドを持って消えて行きました。 スージーと父さんは、ちょっと昼寝をして、本流の夕マズメ勝負! 今日も爆釣となりますやら…

残念無念…

スージーが夕マヅメに釣り上げたイワナ
スージーが夕まづめに釣り上げた岩魚。

午後4時、ふと目が覚めた。 「そろそろ良い時間だ!」と思い、起きようとするが…気持ちが悪くて起きれない~ 仕方が無いので、隣で寝ているスージーを起こし、私はそのまま横になって休む… テントの外が薄暗くなってきたが、まだ気持ちが悪い… 暫くすると、みんなの声が。戻って来たようだ。 K氏は、とっておきのマル秘の場所に行き、ヒレピンの良型2匹を含めて4匹ぶら下げて帰って来た。

毛鉤は、エルクへアが反応が良かったらしい。帰ってくるのに1時間以上掛かったようだ。 スージーは本流をつり上がったようだが、釣果はイマイチだったとの事。 これだけ寝たのにまだ気分が悪い、K氏に胃薬を恵んでもらい、夕食の支度に取り掛かる。 今晩は、酒抜きの夕宴となってしまった。管理棟の自販機に行って、ジュースをしこたま買い込む。

今晩の夕食は、メンバー全員揃って、豪華夕食。 釣ってきた岩魚の塩焼き&スペアリブ・鶏の空き缶蒸し焼き&スージーお気に入りのポトフ♪ 残念ながら、父さんにはポトフをすするのが限界か… 焚き火を眺めながら、酒抜きの寂しい夕宴の準備が進んで行きます。

いきなりの嵐に見舞われて

空き缶で焼いた蒸し焼きも焼き上がり、酒の肴をテーブルに広げて食べ始める頃に、ポツポツと雨が降り出した 雨足が強くなって来たと思ったら、いきなりの突風と豪雨!大きな雨粒が横からタープ下のテーブルに降りかかって来た。 タープが飛ばされないように、ずぶ濡れになりながらもみんなで押さえ、風がおさまるまで堪える。 風はすぐにおさまったが、激しい雨は降り続き、タープの下にも雨水が流れこんでビタビタ! 台風予報が出ていたので、ある程度の雨は想定していたが、排水溝は切っておらず、豪雨の中合羽を着込んで全員で溝を切って水を流す…

突然の嵐で焚火も消えてしまった

1時間程、嵐と格闘していたようだ。 気がつくと雨も小降りになり、タープ下に溜まった水も無事にはけてくれた… テーブルの上の料理はビチャビチャ、焚き火の火も消えて、塩をまぶして焼いていた岩魚も水浸し… 自分達も合羽の上着しか着ていなかったので、ズボンがずぶ濡れ。 いやぁ、ひどい目に遭ってしまいました…

嵐で消えた焚き火を再度起こす

消えてしまっていた焚き火を、ボスが必死になって再点火を試みております。 まだ、熾火が消えたばかりだったので、使っていた紙皿を着火剤にして何とか焚き火復活! 薪もなぜかビニール袋に入れられていて、濡れずに済んでおりました。 紙皿は蝋引きしてあるので、水が染み込まないし蝋が塗ってあるので着火剤にうってつけでした。

今回は何故か紙皿を持ってきたスージー、そして何故か薪をビニール袋に入れたスージー… 今日の天気を予測した(?)見事な行動!ファインプレーです。 濡れたズボンを焚き火で乾かして、深夜24時就寝zzz

9月1日(日)

最終日の朝

焚き火を起こす

昨晩の雨も上がり、夜明けを迎えました。 いつも通り、朝5時には起床して焚き火を起こすボス。 昨日の残骸を片付けつつ、今朝の朝食作りにとりかかります。 昨晩焼いたナスの焦げを取り除き、タマネギ・油揚げを足して、味噌汁の具に。

朝食の支度もあらまし済んだ午前7時半、寝坊助二人を叩き起し朝食の時間。 朝食を食べたら、あとは撤収作業をして帰るのみ… 今朝は本当に雨が上がって良かった~ 雨降りの撤収程、辛いものはありません…

撤収を終えたら管理棟に寄り、帰りの温泉の割引券を購入。 今年は村内宿泊施設に泊まると、温泉が300円で入れるようです♪ 帰り際にコーヒーをご馳走になりました♪

アルザ尾瀬の森の露天風呂

帰りの温泉は「アルザ尾瀬の郷」に初めて行ってみました。 温泉プールに併設されている共同浴場で、とても広い露天風呂でした。 温泉を上がると、スージー&K氏は寄ってみたい所があると行って、田代山林道を駆け上がって行きました。

ブラックフィット号と別れたあとは、スリリングなドライブを味わって帰るのみ… ボス、お願いだがら片輪を浮かせてコーナリングしないで~・゜・(ノД`)・゜・ それでは皆さん。 生き延びていたら、9月末にまたお会いしましょう・・・

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