テンカラ釣行レポート

– 2013/4/27 – 東大芦川釣行

今年も嫌な予感

ボスの仕事上、前もって予定を組まなければならないため「天気を見て、さぁ行くか!」というわけにはいかない”ヘタレ釣りサークル(仮称)。 今年度の釣行スケジュールも3月初めには決定して、ボスに休みを合わせてもらっている…

春休み中に、息子を連れてのフィッシュオン鹿留に行く計画は爆弾低気圧の接近で、残念ながら最初の釣行は近場のバス釣りに変更となってしまった。今年は一気に暖かくなり、毛鉤にはちょうど良い頃合かと思いきや… 更に4月21日、東北では桜の花に雪景色!今シーズンも思いやられる年となりそうな予感がします…。

いざっ!今シーズン初釣行へ…

愛車スペースギアに荷物を積んで、さぁ出発!

最近、我が職場は残業がうるさい…まぁ、サービス残業させられるよりはよっぽど良い職場環境だとは思います。そのおかげもあって、仕事の遅いスージーも集合時間前に到着。荷物をスペースギアに積み込み、珍しく予定時刻を前に出発~ 今釣行はGWにぶつかったため奥さん子供は実家へ里帰り…残念ながら特製夜食は無し!の釣行となってしまいました…仕方がないので今回は行きがけのコンビニで夜食の調達。

セブンイレブン鹿沼茂呂店

奥地のコンビニだと夜食の品揃えが悪いと思い、鹿沼の市街地のコンビニで夜食の調達をする事にした。 昨今のコンビニは、本当に色々揃っていますね。 煮物に焼き鮭etc・・・ 金さえあれば何でもコンビニで揃えられます。

キンキンに冷えたビール

日付が変わる前に、現地に到着。 気温は・・・2℃! やはり、予報通りの寒さでした。 設営も終え、ブルーシートを広げて「さぁ乾杯!」と、ビールの箱を開けてみると… ドライアイスの入れすぎ!

寒空の下深夜の酒盛り

寒空の下キンキンに冷えたビールを飲んでいると、あまりの寒さに焚き火を焚く誘惑に駆られたが… 明日の釣りがあるので、ぐっとこらえて就寝。

朝5時・・・

焚き火の前でまったり

年を取ると寝る時間が遅くても起きる時間は一緒のようで、朝4時頃ボスのイビキでふと目が覚める。このまま起きてしまっては、今日1日持たない。再び瞼を閉じる。 5時頃だろうか?テントの外で、バキバキと木の折れる音が、横を見ると先ほどまでイビキをかいていたボスの姿が見当たらない。 まだ起きるには早すぎる、も少し寝よ。

空は青空に

6時半、若干酒の残った状態でテントから出る。やはりボスは焚き火を焚いて、暖まっていた。 空は晴れ間が見えるが、雲の流れが早く時折小雨が落ちてくる生憎の空模様… コーヒーを沸かして、スージーを起こして朝食のインスタントラーメンをすする。

堰堤上部の入渓地点

飯を食べ終え早々に釣り支度完了! 午前中は、川中島集落跡を過ぎ、わらび平橋手前の堰堤上から入渓してみる。 鍋淵を過ぎ、橋を渡って登っていくと2件の民家が建っている。 2件の民家を過ぎた杉木立の踏み跡を辿って川原に降り立った。。

穂先のリリアンが切れた!

仕掛けのセッティングをしていると、穂先のリリアンが「プチッ」と切れた! しょえ~ 車までスペアの竿を取りに戻るか? とも考えたが、リペア道具は一式ベストに入っているので、その場で修理をする事に…

堰堤上部の流れ

穂先のリリアンの交換も無事に終え、釣り開始。 毛鉤は「逆さ毛鉤」の#16番、大芦の山女魚と管釣りにはこの毛鉤が定番です。 清らかな流れの中で竿を振る。やっぱり渓はいいね~

東大芦川の流れ

しかし、行けども行けども山女魚の姿が見えない。 以前深かった淵も、土砂が流れ込んで浅場になってしまっている。以前は川通しで行けなかった箇所も土砂で浅くなり難なく通過。 しばらく進むと、上からルアーマン二人組が降りてきた。挨拶をして、釣果を聞いたがここは全く魚影が無く、今日は下流で釣った1匹のみだそうだ。

堰堤上部の通らず

程なく進むと、両岸が狭まった通らずとなり遡行不能。 結局ここまで1匹も山女魚の姿すら見れず… 川通しに来た道を戻る。

堰堤下でフライをキャストするボス

車道に上がり、ボスが探っている堰堤下の流れを眺めながら歩いてボスを探す… 居たいた!石ころを落として、こちらに気づいてもらい、釣果を聞くとチビ山女魚がポツポツとの事。

昼の休憩

そのままテン場に戻り、ガソリン補給。 一本開けて、もう一本… ボスの帰りを待つが、戻ってこない。 これ以上飲むと、午後の釣りが危うくなるので暇つぶしに目の前の流れに毛鉤を打ってみる

今シーズンの初山女魚

淵への流れ込みで、毛鉤にパシッと魚が出た。 20cmに満たない山女魚だが、綺麗な魚体! 毛鉤はオリジナル伝承系毛鉤パターンの#16番。 とりあえず、山女魚に出会えてホッと一安心 その後もチビ山女魚が毛鉤に出て、私の相手をしてくれた…

午後はどうする?

テン場でくつろぐ

昼を過ぎたのにボスが下りて来ないな~とテン場に戻るとボスが戻っていた。 堰堤から車道に上がって戻ってきたようだ。 そして「お疲れ」の3本目… 午前中は12時上がりで昼飯の約束だったのにもうすぐ1時…スージーが戻ってこない こりゃ釣れてるのか???

フライで釣れた山女魚

スージーが戻って来た。 どうやら、道に迷っていたようだ… お湯が沸くまでの間、スージーのフライロッドで遊んでいると、流れの中でフッとフライが消えた… 合わせると、魚の手応え! フライラインの処理にかなり手こずりながらも見事にフライで初山女魚! サイズは20cmオーバー、綺麗な山女魚でした。 フライはエルクヘアの#15番。 スージーに「フライなんて簡単さっ!」と捨て台詞。私はテンカラ師なので、ビクへ山女魚をリリース…

昼飯を食べながら、午後の作戦会議。 午前中スージーが釣りをしていると、「こんな上流じゃ魚は居ないよ!」と言われたらしい… 確かに、放流魚はいない! ヒレピンの綺麗な山女魚を釣る為と、自然の空気を満喫するためにここにいるのさっ。 それにしても、上流部は期待が持てそうにもない。 午後は、午前中釣り遡った上流から入ろうと思っていたが、予定変更して下流部へ…

入渓は下流へ、さて吉と出るか凶と出るか…

午後の入渓地点

午後の部は白井平集落の上流部。 ダム建設中止の記念碑の所からボスと二人で入渓してみる事にした… ここも踏み跡は明瞭、辿って川原に降りる。 多分午前中スージーが入った場所だと思われる

下降した川原

朽ち果てた吊り橋の所から入渓… ボスと交互に釣り遡る。 ボスの毛鉤はエルクヘアカディスの#16番。 私は水面下狙いで、逆さ毛鉤の#16番…

好ポイントが続く

好ポイントが続くが… 山女魚の気配は全くなし…

蕗平沢出会い手前の堰堤

しばらく行くと堰堤にぶつかる。 堰堤は左岸に巻き道がありました 堰堤を超えると、蕗平沢が左岸に出合う。 蕗平沢は2013年度は休漁区に指定されています。

やっと山女魚がヒット

川中島の集落跡付近で、やっと山女魚がヒット。 反射光がキツくて水面下が全く見えず、空合わせでヒット。

川中島集落跡下の通らず

川中島の集落跡下で通らずになるので、斜面を登って脱出。 スージーの話していた、梁のような物って??? 途中、「橋をくぐり抜けた」と話していた所からすると…休漁区の蕗平沢に???

夜の楽しみ

テン場でくつろぐ二人

テン場に戻り着替えを済ませて夜の宴の支度を始める。焚き火を焚いて、しばしのんびりしながら川面観察… ボスが山女魚のライズを発見!「ほら、あそこ」 護岸沿いの緩やかな流れで小さな山女魚が時折ライズしている。

ダッチオーブンでローストチキンを焼く

今日はダッチオーブン調理用に、焚火台Sも登場。 さて炭もしっかり起きたので、ダッチオーブンに鶏肉・野菜を詰め込み、ローストチキンを焼く。 とは言っても、鶏もも&手羽元だが…

焼きあがったローストチキン

鶏肉をダッチオーブンから取り出して、残りの野菜でトマトスープを作る。 鶏肉はホロホロ!手羽元が激ウマっ! ローストチキンはあっという間に無くなった… トマトスープは、ダッチオーブンで蒸し焼きしたトロトロ玉ねぎが絶品! 具だくさんスープでお腹一杯。

夜の焚き火を囲んで

焚き火にあたりながら、釣りしりとりをして大芦の夜を楽しんでいたらしい…

撤収~

帰りの朝

朝6時…テントから出ると、いつものようにボスは焚き火の前で黄昏ていました。 5束の薪も、もう残り僅か。 昨日のトマトスープの残りに、更に残り物をぶち込んで、今朝はスープスパゲティ!

撤収完了

朝食を食べ終えたら、撤収作業開始。 キャンプの痕跡を残さないように後片付け…

釣り人で賑わう大芦川の特別放流区域

下流に降りて来ると、川原は釣り人でごった返しておりました。 本日は4月28日(日)、GWの特別放流日です。 魚より人間の方が多いんじゃない?

東大芦川

GW前半の東大芦川の週末釣行でした…

今回の釣果

写真はスージーの釣り上げた山女魚 スージー:山女魚 チビ3匹 20cm 1匹 ボス:山女魚 チビ多数 父さん:山女魚 チビ1匹 15~20cm 3匹

気象情報

朝小雨後晴れ時々曇 最低気温…2℃ 最高気温…不明 水温…4℃(午前9時)

今回使用したタックル

ロッド
ダイワSZテンカラFS4.0
テーパーライン
自作テーパーライン4.5m
ハリス
フロロカーボン0.6号一ヒロ
毛鉤
  • 逆さ毛鉤16番(自作)
  • オリジナル伝承系毛鉤 16番(自作)

西大芦漁協釣り場マップ

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