キャンプレポート
– 2012/8/18~8/24 – 七入オートキャンプ場6泊7日キャンプレポート
七入オートキャンプ場に初めて訪れたのが二十歳の時。十五年程前からは夏季休暇中は、毎年七入に通っている。結婚して子供が出来、上のお姉ちゃんが1歳の夏からは、家族も連れて毎年欠かさず訪れている。 去年は新潟・福島集中豪雨の翌日に通行止めの道を強行突破、行ったは良いが雨続き・・・ 一昨年は出発当日に39℃の高熱に見舞われながらも、療養がてら七入へ・・・ と、ついてない夏休みが続いています。 さて、今年も待ちに待った夏季休暇が!今年は良い夏休みでありますように!金曜日、仕事を終えると一目散に自宅に戻り、キャンプ道具(というより、家財道具一式)を、愛車のスペースギアに押し込み、いざ出発!
2012年8月18日(土)
- 大谷PAにて一服
途中休憩もそこそこに、東北道を疾走。 前回、小豆温泉辺りで、うさぎさんを殺めてしまったので 野生動物に注意を払い、七入に急ぐ。 午前2時、無事七入オートキャンプ場に到着しました。
ボス行方不明・・・
- 管理棟でひとまず仮眠
仮眠を取る為に事前に予約しておいた管理棟に入り、ボスを探すが姿が見当たらない。 子供達を二階の部屋に連れて行ってから、ボスを探す。 間違えて、小屋の方にいるのか?探してみるもいない・・・出発前に、連絡をしたら「もう一杯やってるよ~。ビール冷やして待ってるよ!」と話していたのだが、何処へ行ったのか?車も見当たらない・・・電話を掛けてみても音沙汰がない。息子の為に、クワガタでも探しに行っているのか?と外を探していると、国道の方から懐中電灯を持った人がこちらに歩いてくる。
- やっと冷えたビールにありつけました~
キャンプ場の方に入ってきたのでボスかと思ったら、キャンプ場に泊まっている人でした・・・冷えたビールもとい、ボスは何処? 仕方がないので車から黒霧を持って来て、座敷で一杯。
1時間程すると、管理棟の前に車が止まった。 ボスも七入オートキャンプ場に到着!いったい何処にいたのか聞くと、向かいの七入駐車場で酒を飲んでいるうちに寝入ってしまったそうだ。座敷で冷えたビールで乾杯。かあさんの作ってくれた夜食をつまみながら、去年の集中豪雨の夜の話題に・・・ 去年の7月末、ちょうど集中豪雨の前日、ボスは七入に入っていたのだ。管理棟にいると、その時の事を思い出してしまうようだ。
- あっという間に夜明けの時間。七入ロングステイの幕開けです~
外にタバコを吸いにいくと、半袖Tシャツでは薄ら寒いくらい。あらっ、もう外が明るくなって来てしまった。 少しばかり、仮眠を取らないと一日持ちません。ということで、おやすみなさい。
川沿いが一杯!
- 蚊に集中攻撃を受ける、かあさん。 父さんは、蚊に喰われないけどなぁ~
午前9時、子供達のはしゃぎ声で目を覚ます。 おにぎりを食べて、活動開始! テントを何処に張ろうかとキャンプサイトを物色するが、川沿いの場所は入り込むスキもなく、仕方なく中央の木陰にテントとタープを広げることに・・・テントを設営しだすと、かあさんが蚊に刺されまくっているようで、「蚊が一杯いてイヤ!」と言い出した。テントとタープを設営し終えた頃、川沿いの木陰の一等地のキャンパーが帰り支度を始めたので、しばし休憩。空くのを待って移動する事にした。
- ボスはいつもの硫黄沢へ
土日のみ参加のボスには、七入の渓流を味わってもらう事に。準備も早々に、キャンプ場奥の茂みへと消えていった。 また、ドデカイやつを頼みますよ~っ!前回6月末には46cmと、自己レコードを更新。一昨年の夏の七入でも38cmと、七入に来ると何かしら起こすボスなのです。
- 子供達は、冷たい水でもへっちゃら
子供達は、手伝いもそこそこに水着に着替え目の前の川で水遊び。 川沿いサイトが空いたので、移動を開始。 隣で撤収をしていた夫婦キャンパーにご挨拶。初めてここ七入に来たそうで、「みんな焚き火しているのは、虫よけか何かの為ですか?」と、聞いてきたので、「ここは、直火可能が売りのキャンプ場なんですよ」と教えてあげた。良いところだから、また来て下さいね~ご挨拶もそこそこに、タープとテントを移動し、大量のキャンプ道具を車から降ろし、タープの下にセッティング。 そして子供達の遊び道具のハンモックも、立木に渡して出来上がり。
- 山本家の別荘が、完成しました! 大雨さえ降らなければ、ここはこのキャンプ場の一等地です。
- 大鍋代わりにダッチオーブンでパスタを茹で、ソースと絡める。
設営を終えるともうお昼。 さっそく昼食の支度に取り掛かる。 今日の昼食は、ナスのトマトソースパスタ! 5人前なので、12インチのダッチオーブンを使って麺を茹で、別に作っておいたトマトソースを、ゆで汁を切った麺を入れたダッチオーブンに投入。 とは言っても、作るのはかあさん。私はビールを飲んでのんびりと、子供達はハンモックで大はしゃぎ・・・
- 今日は特別に、昼間からビール!
ボスも硫黄沢から戻ってきた。 俺:「ボス、釣果はいかほど?」 ボス:「えぇ~、出が渋いですわ。お気に入りのポイントも崩れていて・・・」 と、ビニール袋に2匹のイワナ。 午後はみんなで本流でも狙ってみますか!
スパゲティを食べながら、ビールをまた一本・・・ お昼過ぎから雷鳴が遠くの方で鳴り出し、涼しい風が吹き出した。 気温は22℃、爽やかな風が吹いている七入です。
薪は自分で集めるべし
- 管理人の星さん、私には薪を売ってくれないので・・・
腹も一杯になり、「さぁ~て、釣りにでも」と言いたいところですが、その前にひと仕事。夜のお楽しみの為の薪集めです。 家族全員+ボスで薪拾いへ・・・ 大人3人と子供2人で、やっと運べる位の枝を集めて、ロープで縛ってみんなで力を合わせてキャンプサイトまで運ぶ。今晩の分と、更に明日のパン・ピザ焼きもあるし、そのうえ更に焚き火フリークのボスもいるので・・・薪を大量消費する山本家です。
さて薪集めも終わり、夕まづめの時間も近づいて来たのでボスとコースケと三人で釣りに出発です。 午後は3人で、七入駐車場の端から河原に降りてキャンプ場まで釣り上がってみます。 ボスがフライで、私&コースケがテンカラで、釣り上がっていきます。
- 6月に来たときは、美味しいポイントだったのに・・・
6月に来た時はヤマメの放流直後で、コースケでも5匹のヤマメを釣り上げる事ができましたが、お盆休み中に人が沢山入ったのか?サッパリ釣れません。 それでもさすがボス、イワナを1匹釣り上げました。 私も1匹掛かったのですが・・・手元まで寄せてきたら、毛鉤が外れてサヨウナラ~ 炊事場の下まで釣って、本日の釣り終了~ 結局本日の獲物は、ボスの釣り上げた3匹のみでした・・・
楽しい夜の始まり
- 子供達も焚き火が大好き
釣り道具を片付けると、早速焚き火を起こします。 今晩の夕食は、ダッチオーブンを使ってパエリア作り。 焚き火をガンガン焚いて、おき火を作ります。火が弱まって、大量のおき火が出来たら、ダッチオーブンを焚き火の上にセットして、材料を炒めて水を入れ、炊き上がりを待つのみ。パエリアが炊き上がるまで、しばしゆっくりとくつろぎます。
- 山本家のキャンプ定番メニューの一つ、パエリアの出来上がり! 今日のはシーフードミックスがたっぷり!
待つこと30分・・・ 火から降ろして最後にピーマンを入れて蒸らしに入ります。 ちょっと水の量が多かったのか、多少水分多め・・・ パラパラに仕上がると極上のご飯になるのだが・・・
- 今晩のメニュー: パエリア&スープ&キャンプ直前に近所の人からもらったゴーヤのスライスかつお節のせ・・・
午後8時、遅めの夕食が出来上がりました。焚き火を起こす時間が遅かったせいもあり、こんな時間になってしまいました。 それでは、具だくさんのパエリアをいただきまぁ~す!
- 焚き火が好きな要因の一つが、この焼きマシュマロにある
子供達が、あっという間にパエリアを平らげました。 そんなに美味しかったのかなと思ったが、水分多めで失敗作だし・・・ 相当お腹が空いていたのか?いや、オヤツもしっかり食っていた・・・ 「ごちそうさま」と言うと、「かあさん串どこ?」と串を持って焚き火のそばに直行! 早食いの原因は、食後のデザート「焼きマシュマロ」にありました。
七入の夜も佳境へ・・・
- 今日釣った岩魚を焼き枯らす。
子供達は移動の疲れもあってか、マシュマロを食べ終わるとテントに直行。すぐに静かな夜となりました。
さて、ここからは大人の時間です。 オキ火になりきった焚き火に薪を足し、昼間釣った岩魚を焚き火にかざして焼き枯らす。気温もかなり下がってきたので、焚き火の傍にイスを移動し、焚き火を見つめながら黒霧をチビチビ・・・静かな夜を楽しみます。
- 七入の最大の魅力は、夜の焚き火
うちの奥さんも、片付けを終えて焚き火の傍にやってきました。 時折岩魚を返しつつ、冷えた空気を味わいます。 空を見上げれば、満点の星空! 焚き火の傍での、この至福のひと時が七入オートキャンプ場に惹かれる最大の魅力なのです。
さすがに酒も回り、昨晩夜通しだったので瞼が重くなって来ました。 夜10時半、ボスを置いてお先に寝ます・・・