テンカラ釣行レポート

2018年6月23日檜枝岐七入釣行

釣り大会の残り物を狙って

七入オートキャンプ場
午後から雨予報だが、なんとか天気は持っている

毎月最終の週末に釣行に行っていますが、今月はボスの都合と、檜枝岐釣り大会の残り物を狙おうという事で、急きょ予定変更した今釣行。私の独断で急きょ変更したため、スージーは他の仲間と別行動で檜枝岐に来ているらしい。

先月は釣果はイマイチだったので、今回はウハウハになりたいところだが・・・

ワラビの塩漬けの塩抜き
まずは酒の肴の下ごしらえ

3時間程仮眠をとり、朝の6時。灯油バーナーをプレヒートしてお湯を沸かす。コーヒーを淹れて、カップ麺にお湯を注ぎ、そのまま酒の肴に持ってきたワラビ&フキの塩漬けの塩抜きのために、飯盒に塩漬け山菜を入れてたっぷりの水を入れて火にかける。

愛用しているオプティマスNOVAは安上がりな灯油を燃料に使えるので重宝しているのだが、着火・消火を自由に出来ないのが難点。一度つけたら連続使用しなければなりません。

腹ごしらえをして、塩漬け山菜を入れたお湯が沸いたら火からおろし、釣りの支度にとりかかる。

午前中は小沢へ

釣り大会の翌週の週末、誰もが「残り物」を狙うだろうと、午前中は林道奥のA沢を探ってみる事にした。

車から降りて沢に降り、毛鉤を打ち込むが反応は渋め。いつもなら最初の堰堤下流でポツポツ反応があるのだが、先行者が入っている?車は無かったぞ?

支沢の流れ込む上流以遠は、いつもならチビイワナの走る姿が見られるのだが、今日は全く姿が見えない。

魚の気配のない場所で無駄な時間を使うのももったいないので、魚影が確認できる所まで竿を出さずに上がってみる事に。

しばらく上がっていくと、濡れた足跡・・・先行者です。

この小沢で先行者がいたら、見込なし。仕方ないので戻る事に。降りながら、沢沿いに生えているフキを採りつつ車に戻る。

本流に行ってみるが・・・

時間を見ると、まだ9時半を過ぎたばかり。お昼まで、本流の七入駐車場下の放流ポイントでも狙おうとキャンプ場に戻り、歩いて七入駐車場へ降りてみると、数人の釣り人が駐車場下のプールで竿を出している。

仕方ないので少し距離を空けた場所から入り、七入橋下流から毛鉤をたたいて上がっていく。

対岸のタルミで時折ライズが見られるが、毛鉤を打ち込んでも反応なし。パラ&エルク&逆さ毛鉤の毛鉤ケースの中の毛鉤を総動員するが・・・

七入橋の橋の真下で、何気に岸際の緩い流れに毛鉤を打ち込んで空合わせ。おっと竿に手応え!目立ちヘアカディスの#17番で上がってきたのは20cmちょっとの放流物のイワナでした。

イワナを魚籠に収め、橋を越えて左岸側の緩い流れをよ~く見てみると、川底付近に漂う岩魚を発見!そこは、左岸側と右岸側からの流れが合わさる場所でしたが、左岸側のの流れの筋に流しても、右岸側の流れの筋に流しても、岩魚の定位する場所とは明らかに違う場所に流れていってしまいます。どうやら底の流れの筋に入っているようです。

手を変え、毛鉤を変え、見えるイワナを攻めてみますが、悠々と泳ぐ20cm程のイワナは鼻っ面に流れる毛鉤にも関心を示さず、ギブアップ!

気を取り直して、立ち位置を変えて先ほどの岩魚の定位する右岸側の流れの筋の2mほど上手から毛鉤を流すと毛鉤にイワナが飛びつく。やっと2匹目ゲット!こいつも放流物の20cm程のイワナでした・・・

この場所にイワナが放流されたのか?川底の石には何やらルアーらしきものが引っかかっていたりと、ここだけ妙に魚影がある。

流れに少し立ちこんで、対岸側の流れの筋にも毛鉤をながしてみると、黒い影が毛鉤を追う姿を確認。何度か打ち返すも流れる毛鉤の速さに追いつけず、毛鉤の上手でライズ。放流岩魚が流れの速さに順応できておらず、毛鉤を追いきれていないようです。

放流場所は護岸側のはずなので、キャンプ場横で二股に分かれている流れのキャンプ場側の流れからまず探ろうと中洲に渡ると、たるみの岩陰に隠れていたイワナが流れの中に走る。あらら、やってしまいました・・・

水場脇の緩い流れを探っていると、テン場にロッドを持ったボスの姿を確認。お気に入りの場所を攻めて帰ってきたようです。

ボスも戻ってきたようなので、午前の部は終了。と水場脇の階段に向かいジャバジャバ流れの中を歩いていると、10数匹の魚の群れを発見!群れをなしている場所へ毛鉤を流すが完全無視!

午前中の部終了

本日の釣果
午前中はボスと私でこれだけ・・・

やる気のない魚を狙うのは早々に諦め、キャンプ場に上がる。

午前中の釣果は、私:20cmちょっとの放流岩魚が2匹。ボスはリリースサイズ多数に、20オーバーのキープサイズを3匹上げたようですが、エラに木の枝を通して水の中に生かしておいたら、2匹逃げられてしまったようです。

昼飯の前に、フキのキンピラを酒の肴に一杯。鷹の爪をたっぷり入れたピリ辛のキンピラは日本酒がすすむ進む。

隊長作、トマトのシロップ漬け
昨日まで滞在していた高橋隊長からの差し入れ。トマトのシロップ漬け。

キャンプサイトでまったりしていると、別行動のスージー部隊がやってきた。下流の方を探ってきたようだが、タコっているらしい。「橋のすぐ上に放流物がたまってるよ」と教えてあげると、二人はそそくさとポイントへ向かっていった。

しばらくして、管理棟の番人「サトーさん」登場。昨日まで滞在していた「面々隊の隊長からの差し入れだよ」とトマトのシロップ漬けを頂く。酒のつまみにならないので、スージー達が戻ってきたらごちそうしてあげよう。

七入オートキャンプ場前の実川の流れ
遠くにスージーの姿発見!

小一時間程経った頃、遠くの流れに二人の釣り人の姿が見えかくれ。スージー達のようです。キャンプ場の方に上がってくるだろうと、しばらく観察していると、途中でUターン。流れを渡って、対岸の藪の中へ消えてしまいました・・・

なぜキャンプ場の方に上がってこなかったのかな?スージー。

仕方ないので、スージー達のためにとっておいたトマトのシロップ漬けを頂くことに。

隊長には「ビミョ~」と食べた感想を送りましたが、美味しかったですよ~(本当に)(;^ω^)

夕方の再チャレンジ

焚き火用の薪
今晩と明日の朝用の薪です

夕方の部に出発する前に、今晩のメインディッシュの焚き火の薪をボスと手分けして集める。ボスも腰の具合が良くないので、薪を買いたいと心の奥底では思っているようですが、サトーさんが売ってくれるかどうか・・・きっとボスの事だから、薪を3束4束買い込むつもりなので、きっとサトーさんは売ってくれないでしょう。

十分な量の薪を集め、テントサイトに運んでくると、ボスの腰は悲鳴を上げて息も絶え絶え・・・

今晩の準備も整ったので、ボスを置いて私は再度駐車場下からリベンジすることにします。

薪拾いで息も絶え絶え
ゆっくりと休んでください

小雨の降る中駐車場に降りていくと、プールに一人、その上流にもまた一人の釣り師の姿。頭をハネるのも申し訳ないので、駐車場を奥まで歩き、堰堤上部から竿を出す。

ん~、反応が全くないよ~

駐車場下のプールまで上がってくると、まだ先ほどのフライマンがプールを攻めている。こりゃ動く気がないと勝手に判断させてもらい、少し距離を置いた場所から再入渓。午前中無視されたイワナも同じ場所に定位しているが、相変わらず無反応。上手に釣り師の姿が見えたので、本日はこれにて終了です。

早目の納竿もこのために

バーベキューの準備

現在の時刻はまだ5時前。普通の釣り師なら、これからが夕方のゴールデンタイムですが、我々は釣り半分なので、ここからは焚き火タイム。

テントに戻るとボスはすでに焚き火を起こしてまったりとしています。早速午前中釣ったイワナをさばいて焚き火の傍らに刺して焼き枯らします。

今年は年券を買ったのに、この渋さ・・・。七入に20年以上通っていますが、今年が一番悪いような気がします。

スージーからのメッセージには、タコのイラストが沢山。どうやら午後も撃沈だったようです。

岩魚の南蛮漬け
サトーさんお手製のイワナの南蛮漬け

焼き物を焼きながらまったりしていると、サトーさんから本日2つめの差し入れ!イワナの南蛮漬けです♪

奥方の作る(ししゃもの)南蛮漬けがイマイチなので、ん~と思っていましたが、一口食べると激ウマ!!

サトーさんは山の料理の天才です!

七入オートキャンプ場の夕暮れ
七入オートキャンプ場の夕暮れ

サトーさんに川の状況を聞くと、釣り大会の後にたいした雨が降っていないので、放流した魚が散っていないので、渋いのだろうと話していました。ひと雨降って増水すると良くなるだろうとサトーさん。

来月は良い釣りができる事を期待しております。

フキ

フキは塩漬けで保存できる事を聞き、ゴールデンウィークに採ったフキを塩漬けにしたものをキャンプでキンピラにしてみたら激ウマなので、今回採ったフキも皮を剥いて短く折って塩漬けにしました。これで、フキのキンピラはキャンプのつまみの定番となりました♪

今回の釣果

午前・午後合わせて
状況:まとまった雨もなく渇水気味
釣果:私>    岩魚 20cm×2匹
   スージー> 岩魚 ボウズだったようです
   ボス>   岩魚 25cm筆頭に3匹キープ。リリース多数
使用毛鉤:私>    目立ちヘアカディス #17番
     スージー> エルクヘアカディス#15番
     ボス>   エルクヘアカディス#14番

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