テンカラ釣行レポート

2018年5月26日福島県檜枝岐七入釣行

ゴールデンウィークは水量の多さに撃沈

ボス&スージーの予定が合わず、いつもの4月の大芦釣行はお流れに・・・

そこで今年は例年より二足早く、ゴールデンウィークに独り檜枝岐を訪れておりました。

キャンプ場前GWの実川の状況
キャンプ場前GWの実川の状況

ゴールデンウィーク後半の連休スタートの5月3日。今年も雪解けが早かったようで、キャンプ場も3日からオープンという事を聞き、会津に遊びにいくついでに偵察がてら、1日だけ七入オートキャンプ場に立ち寄ってみました。

前夜からの雨+朝から気温13度という影響で、キャンプ場の目の前の実川はもちろん、各支流も毛鉤釣りなど歯が立たない状況で早々に釣りは諦め、山菜採りにシフトチェンジしました。

桜も散り始めた七入オートキャンプ場
桜も散り始めた七入オートキャンプ場

とは言っても、今年の4月の陽気は今まで以上の馬鹿陽気だったようで、キャンプ場入口脇に咲くサクラも散り始め、いつもなら取りごろのフキノトウも塔立ちしてしまっている。会津の従兄にお土産にと思っていたのだが、残念・・・

更に檜枝岐だとこの時期はまだ早いコゴミですら、日当たりの良い場所は開ききっている始末。さすがに山ウドはまだ早いようで、枯れたウドの茎の下を掘って辛うじて小さな芽を発見できた。

独り旅だったので、夜は管理棟におじゃまして、キャンプ場内で採れた山菜の天ぷらを肴に、初めてお会いする管理棟拍の常連さんと飲んで、ゴールデンウィーク1日目が終了。翌朝早起きして檜枝岐をあとにしました。

いくら雪が少なくても、檜枝岐でのゴールデンウィークのテンカラ釣りはちょっと早すぎでした・・・

檜枝岐漁協の年券
檜枝岐漁協の年券

今年は七入に通う回数が多くなりそうだったので、途中にあるヤマザキショップ会津高原店にて檜枝岐漁協の年券を購入してみました。一時24時間営業をやめていたのですが、2年位前からまた24時間営業を再開し、奥会津方面の最終コンビニとしてありがたい存在です。但し、品揃えは少な目なので、要注意です。

檜枝岐漁協の年券は4500円、日釣り券は1050円なので5日で元は取れるのでおすすめです。購入に当たっては身分証明書と3cm×3.5cmの顔写真が必要ですので、用意を忘れずに。

いよいよ本格的な毛鉤シーズン突入

キャンプ場で腹ごしらえ
キャンプ場で腹ごしらえ

ゴールデンウィークから3週間が経ち、水量も落ち着いているだろうと、今月も例年より一足早い檜枝岐。今回はスージー・ボスと全員参加。夜駆けで七入まで走って仮眠をとって朝7時、活動開始。

毎年思う事だが、五十を過ぎると年々睡眠時間が短くても平気になってきている。普通は若い頃の方が寝ないでも大丈夫と言われているが、私の場合は年を取るにしたがって、眠りが浅くなったのか睡眠時間が短くても外が明るくなると目が覚めるようになってきている。

釣りの身支度準備完了
釣りの身支度準備完了

スージーも来る途中でヤマザキショップにて年券を購入してきたようだ。今年も釣る気満々のスージーです。

私とスージーはそそくさと支度を整え出撃準備完了。ハイシーズンは下は作業ズボンですが、まだ水温が低いのと水量が多めなので、今回はネオプレーンのタイツを履いてみました。ボスは動きなし・・・また今シーズンも竿を出さないつもりでしょうか。

スージーはこのところいい思いをしている林道奥のA沢へ行くようなので、私は午前中は七入駐車場下の堰堤上からキャンプ場までの本流を探ることに。キャンプ場管理人のサトーさんに状況を聞いてみると、あまり良くないようだ。キャンプ場を出た国道で分かれ、向かいの駐車場へ降り、駐車場下の流れを毛鉤を色々変えて打ち込むも全く反応無し。いつもなら、釣れなくとも岩魚の魚影が確認出来るのだが・・・

キャンプ場前まで打ち込み&空合わせを空しく繰り返す。国道の橋を越え、キャンプ場前の広い流れを流心まで立ちみ、対岸の緩い流れの溜まりにパラシュートを落とした時、やっとこさ流れの中に毛鉤に反応した黒い魚影を発見。

3~4投流しただろうか、フワッと浮いてきてパラシュートを咥えてくれた。やっと1匹目が掛かってくれた。よしよしと思いながらラインをたぐり寄せるが・・・ 手元でまたバラシてしまった。ロングラインの取り込みは難しいです。

その少し上で、岸際の流れのたるみを流れる毛鉤に水しぶきが立つ。心地よい岩魚の手応え、今度は無事に岩魚を手中に収める。25cmの放流岩魚でした。

キャンプ場水場脇の流れでも数匹毛鉤に反応する岩魚が見えたが、毛鉤を咥えるまでに至らず。小さなライズが時おり見られ、毛鉤を色々変えて流してみるが、ライズの主は反応してくれず。

午前中はここでおしまいにすることにし、水場脇の階段を上がってテントに戻る。ボスはまた飲んだくれているのかな?と思ったら、ジムニーの助手席にズボンが脱ぎ捨ててあるではありませんか!どうやら釣りに行ったようです。

冷えたビールで喉を潤してくつろいでいると、ボス帰還。お気に入りの場所でそれなりの釣果があったようです。

ボスの悪魔のささやき

スージーが戻ってくるまで、二人いつもの飲みの体制に突入~ ボスは八海山の一升瓶を開けて、呑み始める。もう釣りはおしまいのようだ。 それじゃあ、日本酒に合うつまみをと、塩漬けにしておいたフキでキンピラを作る。フキも塩漬けにして保存が効くということで、GWに採ったフキを塩漬けにしてみたのだ。朝一で塩抜きをしておいてみたが、塩は抜けているかな?

25cmの源流岩魚
スージーの釣った25cmの源流岩魚

時間が短かったので、ちょっと心配だったが、鷹の爪をたっぷり入れて、ゴマ油で炒めたフキのキンピラの完成。 味がしみたピリ辛のフキのキンピラは美味でした、思わず酒が進みます♪ そこにボス「八海山いく?」と悪魔のささやき。 「良かったらどうぞ~」と私の前に一升瓶をトンと置く・・・ 午後も釣りをしたいので手を出すかどうか悩みましたが、マグカップにちょこっとだけ?頂きます。

フキのキンピラで酒が進み、ボスの誘惑に負け八海山のおかわりを頂いていると、ほどなくスージーが帰還。実川沿いの林道奥まで歩いて行った成果は? 25cmを筆頭に10匹程釣れたようで、満足気。 昼食を食べ終えると、そそくさとテント前の階段を下りて、前の川を釣り始めました。

エルクヘアをしっかり咥えた岩魚
エルクヘアをしっかり咥えた岩魚

階段の上からスージーの釣りを眺めていると、対岸の岸際でなにやらもがいている。毛鉤が流木にでも引っかかったのかな?と見ていると、ランディングネットを取り出して何かをすくっている。20cm程の岩魚が釣れたようだ。

午前で釣りも終了かと思われたボスも、水場前の流れのライズが気になるようで、護岸上からロッドを振ってライズの主を狙い始めた。

日も傾き始めたので、午前中ボスが攻めてきたお気に入りの場所を、テンカラで攻めてみることにし、3mの短めのテンカラ竿に変えてポイントに向かう。午前中ボスはエルクヘアの#14で通したようなので、まずは一回り小さなエルクヘア#17番でポイントをたたいて溯っていく。流れる毛鉤に水しぶきが立つ。合わせると10cm程のチビイワナが、毛鉤をしっかり咥えていた。

夕食の支度中
夕食の支度中

とりあえず、写真でも撮ろうと、水没してもいいようにと今回用意した小型のデジカメを出して電源を入れると「システムエラー」の表示。仕方がないので写真無しで、先に進む。ふと上流を見ると、フライロッドを振る先行者を発見。 あらら、先行者がおりましたか・・・ 仕方がないので、一定の間隔を保って一緒に釣り上がる。毛鉤もエルクヘアからパラシュート#15に変え、フライマンが攻めていなさそうなポイントを狙って毛鉤を流すと、チビ岩魚がパタパタと釣れはじめました。エスケープできる所までフライマンの後を釣り、20cmの天然岩魚を筆頭に5匹程釣ったところで終了。 キャンプ場に戻り、再度水場の下の流れを攻めてみるも、反応無し。 ここで本日の釣りは終了。今回はイマイチの釣果となってしまいました。

楽しみにしていたビフテキが~っ

今晩はビフテキ
今晩はビフテキ1枚780円♪

これからが毛鉤釣りのゴールデンタイムになるのですが、我々は早々に釣りを切り上げ夕餉の支度。今晩のメニューはスージーご所望のビフテキを用意してきました。 仕事終わりに近所のスーパー、カ○ミで特売で売っていた1枚400gの肉厚の牛肉を2枚調達してきました。後は焼きそばに、ゴールデンウィークに調達してきたワラビのおひたし、そして釣りの帰りに採って来たミヤマイラクサを使った汁が今晩のメニューです。

塩コショウをたっぷりまぶして、鉄板でじっくり焼いていくといい匂い。私も久々のステーキで楽しみ。 いい感じに火が通ったので、ナイフで切って熱々を頂きます。 ステーキを頬張ると・・・「かっ、固い~」 何を隠そう、昨日から喉が腫れていて普通の食べ物を食べるにも飲み込むのに一苦労している私の身体に、この肉の固さは「拷問」に等しい程の固さ。肉も固いが、肉の間のスジが、噛み切れないどころでなく、噛めない!!! 飲み込むときの喉の痛みに、涙を出しながら何とか数切れ食べてギブアップ! 豆腐とイラクサ汁の、のどごしの優しさが身体に沁みわたります。

真っ赤に燃えている炭
夜は暖を取らないと厳しいです

夜が更けるにつれ、気温は下がっていきます。この時期の七入は、朝方の気温はひとケタまで下がります。夕方、せっせと皆で集めた薪で、夜は焚き火を楽しむボス。七入の夜に焚き火は欠かせません。 私も焚き火にあたってまったりと七入の夜を味わいたかったのですが、体調不良で程なくダウン。テントに早々に撤退しました。

日がのぼると過ごしやすい陽気になった

翌朝日曜日も快晴。朝方8℃まで下がった気温も、8時を過ぎた頃には20℃に届きそうです。春ゼミの鳴き声が響き渡る気持ち良い陽気のなか、キャンプ道具を干しながらのんびり撤収作業を進め、帰りはいつもの温泉に浸かる。 いつもの七入釣行パターンで帰路につきました。

檜枝岐のJAストアがリニューアルしました

帰りの駒の湯に立ち寄ったさい、去年跡形もなかったJAストアが今月リニューアルオープンしているのを発見!

今回の釣果

午前中
状況:雪代は収まるも水量若干多め
釣果:私>    岩魚 25cm×1匹 20cm×1匹 チビイワナ多数
   スージー> 岩魚 25cm筆頭に10匹
   ボス>   岩魚 25cm筆頭に10匹
使用毛鉤:私>    パラシュート #17番(AM)・#15(PM)
     スージー> エルクヘアカディス#15番
     ボス>   エルクヘアカディス#14番

編集後記

今回撮影に使用していた安物のデジカメが途中で故障してしまいました。メディア内臓式のカメラだったため、データ救出を断念。今回はスージーの撮影した映像をメインに使用いたしました。

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