テンカラ釣行レポート
2022年9月23~25檜枝岐釣行
9月24日(土)
スージー号はいずこへ?
朝5時起床。昨晩は時折雨が強く降ったが、台風の影響はそれほどでもなかった七入。と思ったのだが、キャンプ場前の実川も七入沢も茶色に濁って大増水。Nパパも起きて来たが、川の状況を見て、朝いちの釣りは断念したようだ。
あれ、そういえばスージーとボスの姿が見えない。昨晩は22時過ぎに出発したとのメッセージが入っていたので、とうに到着しているはずなのだが…どこか別の場所に寄り道してくるのか、それともどこかで仮眠しているのか?
今朝は釣りにはならないので、Nパパに「キノコ採りに一緒に行ってみませんか?」とお誘いしてみると、Nパパも関心があったらしく、雨が降っているが、散歩がてら行ってみることに。
カッパ上下を着こんでの山歩きで、汗だくだく。ツキヨタケは至る所に生えているが、いつもこの時期に採れるモダシが全く見あたらず、2時間歩いての採れ高は、ナメコと思われるキノコがほんのひと握りと、モダシが数本、それとヒラタケ系のキノコが数本と、骨折り損のくたびれもうけとなってしましました。
山を降りている最中にスージーから着信。「今着きました~」との事。
キャンプ場に戻ると、スージーとボスは疲れ果てたご様子。昨晩、関東の方は台風の影響で凄まじい雨だったようで、来るか来ないか本気で悩んでいたようです。途中、塩原のセブンにて、あまりの雨の降り方に命の危険を感じ、3時間ほど待機していたとの事。
朝飯がまだだったので、先ほど採ったキノコがナメコだったので、ナメコの味噌汁を作り、N家にもおすそわけ。スージーは味噌汁から目をそらし、そそくさとコンビニで買ってきたおにぎりを食べると、居間でゴロリと仮眠。ボスも味噌汁より酒のようなので、あったかナメコ汁をすすって、残り物で朝食を済ませる。
空も明るくなってきており、雨もほぼ上がったので、午後になれば釣りもできそうです。
それまでの間、今晩のつまみを仕込むことにする。しかし、お目当てにしていたモダシが全く採れなかったので、代わりにオシロイシメジを使うことにする。
酒に走るボスに声を掛け、キャンプ場に生えているオシロイシメジを採りに行く。キャンプ場のオシロイシメジ、N夫人も狙っていたので、少しだけ頂き、石突を切り取って湯がき、ワラビと一緒に醤油漬けにし、ボスのつまみに。
本当はメインの芋煮に入れるのが定番なのだが、スージーにキノコ抜きを約束してしまったので…それともう一品は、家から持ってきた大量のナスを、中華風の焼き浸しならぬレンチン浸しに。
出来上がったおつまみを、ちょいと味見にボスのもとへ…OKサイン頂きました~
仮眠していたスージーですが、釣りが諦められないようで、釣りに行くようです。
父さんも暇を持て余し、ボスに声を掛け、キャンプ場の前の流れを長靴履きで探れる場所を探ってみる。ボスはサンダル履きなので、護岸の上から高見の見物。放流岩魚が溜まっていたポイントも、増水でポイントが変わっていましたが、濁りの中でも1匹出ました。
キャンプ場横の岩魚に遊んでもらい管理棟に戻ると、N夫人がキャンプ場で採ってきたオシロイシメジの下処理を始めようと、やり方をボスに聞いているところだった。ちょうどグットタイミングで戻ってきたようで、落ち葉まみれのキノコをどうすればいいか、困っていたようだ。
「洗ってはいけない」という事は、昔サトーさんに聞いていて覚えていたようなのだが、この落ち葉まみれのキノコをどうすれば綺麗にできるのかわからなかったようです。
N夫人に、「石突を切り落としたら、落ち葉をさっと払って、湯がいて水にさらしながら、ゴミを綺麗に取り除くんだよ」「ゆがけば、キノコは崩れなくなるから…」と教えました。
さて、スージーも釣りから戻ってきたので、お昼にすることに。台所をかりて、準備をしていると、綺麗になったオシロイシメジがお鍋に入っておりました。N夫人もキノコの下処理しっかりできますね~
尺上3本ぶらさげて…
昼飯のスパゲティを平らげ、釣りの支度をしていると、Nパパが釣りから戻ってきた。網袋にはまたもや大物がバタバタと暴れているではありませんか。それも3匹!
大物ハンターのNパパ、テンカラを初めてからまだそれほど経っていないと話していたのに、尺上をこれほど釣ってくるとは、かなりの腕前とお見受けします。
Nパパ、今日の釣りはこれで終わりのようで、お昼を食べたら家族サービスのようです。お姉ちゃんを連れてアルザに遊びに行くようです。
父さんも、Nパパの大物連発に触発され、大物狙いに車でS沢へ向かうことに。
車で走ること20分、S沢に到着。通常は水量の少ない沢で釣りづらいのですが、今日は雨のおかげで水量が多く、それほど濁っておらず釣りやすい。
郡上テンカラ33に自作テーパーライン2m+ハリスは短めの、全長3mの藪沢仕掛け。
入って程なく1匹目が毛鉤に出てくれました。サイズはそれほどではありませんが、きれいな魚体の岩魚です。
その後は反応が渋くなりましたが、1時間程遡行すると徐々に魚影が多くなり、ゼンマイ胴伝承系毛鉤に岩魚が出てくれるようになりました。
魚止めであろう滝に近づくと、良型も混じるようになりました。
滝壺の脇のゴミ溜まりの白泡に大きなヤツが潜んでいないかと、毛鉤を泡に落とす。数回目の空合せで、ガツンと魚の手ごたえ。本日最大の25cm程の岩魚が出てくれました。
これで納竿とし、沢伝いに来た道を戻るのですが、朝一からキノコを探して山歩きしたおかげで、足腰ヘロヘロ~
浮石に足を取られると、リカバリーが出来ずにスッテンころりん。五十も半ばになると、足腰が弱くなってきます。こりゃ来シーズンはヘルメット必需だわ…
久々の宴
コロナの影響や悪天候、そしてボスの昇進等々、3人揃ったのは今シーズンで2回目。なかなか全員揃う機会が少なくなってしまいました。
秋なので、晩のメニューは秋の定番野外料理の芋煮。外は若干霧雨っぽい物が舞っているので、キャンプ場の隅っこにシルバーシートタープを張って、その下で宴会スタートです。
芋煮の他には、つまみにナスの中華風レンチンびたしに、ワラビとオシロイシメジの醤油漬け、豚バラの焼肉。
芋煮の〆は定番のカレーうどん。で満足満足~
本日の釣果
状況: 台風通過後の大増水
- 父さん
-
■S沢
釣 果: 岩魚25㎝他 7匹
使用毛鉤: オリジナル伝承系毛鉤#14
■七入本流 釣 果: 放流岩魚20cm 数匹
使用毛鉤: オリジナル伝承系毛鉤#14
- スージー
-
釣 果: とりあえずは釣れていた様子
使用毛鉤: いつものエルクヘアカディス
- ボス
- 釣り道具を出した気配なし