テンカラ雑記

木村屋の「テンカラ蒼流」なる竿

Amazonでしか販売してない竿

一昨年まで永年愛用してきたダイワSZテンカラFSが使えなくなり、代わるテンカラ竿を求めて2シーズン目。昨年シーズン終盤に、何気なく購入した木村屋の「郡上テンカラ」というテンカラ竿、使い始めてもう少しで丸1年になりますが、やっと独特の調子にも慣れ、郡上テンカラに合うラインシステムも見いだせて、調子が上がってきました。

時さかのぼること、5月の下旬。以前から気になっていた同社の「テンカラ蒼流」なる竿、(ネットで検索してみてもamazonだけでしか販売していない)を、「入荷時期未定」となっていたが、少しぐらい待ってもいいやとポチっと注文してみた。

しばらく経った頃、お届け時期の表示が「7月15日までにお届け」に替わり、「これなら7月の釣行で試せる!」と、楽しみにして待っていたら、7月16日にメールで遅れのお詫びが届いた。

製造メーカーの製造遅れか?と思い、製造元の木村屋さんにメールで問い合わせると、すぐさま電話で連絡が来ました。

話を聞くと、Amazonに出品しているのが、どこの誰だかわからないが、当社には商品の在庫があるとの回答を頂き、「当社の販売代理店である”竿平”に問い合わせて欲しい」との事。

販売元はAmazonなんだけど、ほんといい加減な事が判明。すぐさま注文キャンセルし、竿平さんにメールで購入希望の旨を連絡。

果たして、連休の釣行に間に合うか…

2021/07/31現在、在庫1点有りで翌日配送になってます。

掛かって来たついてに、木村屋さんに、「郡上テンカラ」と「テンカラ蒼流」の違いを聞いてみた

郡上テンカラはその独特の調子ゆえ、ラインを飛ばしにくいとのユーザーの声を多く頂いていたそうで、テンカラ蒼流は初心者でも毛鉤を飛ばしやすいように、2番以降に巻いてあるスクリュー状のカーボン糸を巻かずに、先調子気味に仕上げてあるとの事でした。

ということは、郡上テンカラの柔らかいながらもハリのある調子を出すために、カーボン糸をスクリュー状に巻いてあると、私は解釈した。

とりあえず、竿平さんからの吉報を待つことにしよう。

竿平でテンカラ蒼流の取り扱い開始

メールの返信もないまま、竿平のサイトをチェックしてみると、テンカラ蒼流の注文欄が追加されていました。すかさずポチリましたが、残念ながら連休の釣行には間に合わないので、次回の釣行までのお楽しみになりました。

竿平さんのサイトはこちら

やっと届いたテンカラ蒼流

amazonでポチっとしてから2ヶ月以上、「入荷未定の商品は絶対にamazon注文してはいけない」という事を学習した次第です。

連休明け、無事に竿平さんより竿が到着しました。早速竿をチェックしてみます。

郡上テンカラとの違い

早速竿を伸ばし、部屋の中で振ってみると、郡上テンカラより格段に固く、振った感触ではシャープな先調子です。

郡上テンカラとの調子の違いを確認するため、10号のオモリをぶら下げて竿のしなり具合を見てみる事にします。

竿の元の方から曲がっているのが郡上テンカラ

郡上テンカラは元からしなっていますが、テンカラ蒼流は、竿の中ほどあたりから曲がっています。
実際に振った感じも、竿の元の付近を支点にして曲がる郡上テンカラはナヨナヨした感じですが、テンカラ蒼流は、#5付近を支点に曲がる感じで、比べると格段にシャープな感触です。

ロングラインがからきし苦手な郡上テンカラの代わりになるか?次回の釣行で実釣してみたいと思います。

両極端な2種類のテンカラ竿

2022.5.9追記

昨シーズンから「郡上テンカラ」と「テンカラ蒼流」の2種類の竿を、管釣り、開けた本流域、源流域と使い比べていますが、何せ調子が両極端なので、同じものさしでは測れないというのが正直なところ…
郡上テンカラではロングラインは苦手なので、長いラインを使う場合は蒼流になりますが、竿と同長のラインであるならば、郡上テンカラは、竿はゆっくりと振って竿のパワーをラインに伝えて毛鉤をソフトプレゼンテーション出来るテンカラ竿、テンカラ蒼流は、竿を鋭くバックキャストし、竿の弾力を使って毛鉤をピンポイントに打ち込む調子のテンカラ竿です。毛鉤を思い通りの場所へ打ち込む打ち込み易さは、蒼流の方が若干良いかなとは思いますが、藪沢での扱いやすさは郡上テンカラに分があると、個人的には思います。(毛鉤のロストが少ない)
まだ1シーズン比べていない、現時点での木村屋のテンカラ竿のインプレです。

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