テンカラ釣行レポート

2016年4月30日大芦川釣行

GW前半真っ只中

ゴールデンウィーク前半3連休、今シーズンの初釣行へいつもの大芦川へと行ってまいりました。今回ボスは仕事が休めないとの事で、スージーと二人、ジムニーにキャンプ道具を積んで金曜の夜、仕事上がりのスージーを拾って一路、大芦へと向かいました。

いつもの場所は先客がいたので、道路脇で野営

連休中日の夜のせいか、道路もスムーズに流れ3時間程で大芦に到着。いつものテン場には予想通り先客がいたので、鉱山沢の橋のたもとの空き地にテントを張る。今日はボスがいないので、軽く一杯飲んだら明日の為に早めに就寝。

翌朝6時、今日は久々に釣りモードで早起きをする。コーヒーを淹れて、おにぎりをほおばったらとっとと釣り支度を整えて、戦闘準備完了。

力作のロッドケースを見せつけるスージー
力作のロッドケースを見せつけるスージー

ふと準備をしているスージーの方を見てみると、ビニールパイプを持っていた。何かと思えば自作のロッドケースとの事。お気に入りだったロッドケースが販売休止になったとかで、ネットで調べて自作したそうな・・・

スージーも準備が整い、道の反対側にあった踏み跡を辿り川原に降りる。まずはこの時期定番の逆さ毛鉤の#14をハリスに結んで流れの筋に毛鉤を打ち込むが反応なし。スージーはいつもの定番エルクヘアカディスの#15で様子を見ている。

段々と腕を上げてきたと思ったのですが・・・

二人で先頭を交代しながら釣り遡っていく。ふとスージーのキャスティングを見てみると、何かおかしい。昨シーズンの七入で良型を掛けた時のキャスティングはどこへやら。聞いてみると「柔らかい竿を使っているのと、あえてティペットをたるませてフライを着水させて、ドラグが掛かりにくくしている」との事だが、「ビタンッ」と着水したラインのすぐ脇にフライを落としても・・・ ラインのメンディングの腕を磨いた方がいいような気がします。

やっと本日1本目

あまりの反応のなさにイライラ

入渓地点から2つ堰堤を越えたところまで遡ってみるが、全く反応なし。毛鉤をパラシュートの#17番にチェンジしてみたり、試行錯誤を繰り返しながら二人交代で釣り遡る。 しばらくすると、やっと毛鉤に反応する魚影が出だした。流れの緩い淵の吐き出しでチビヤマメが毛鉤にアタックするようになってきたが、フッキングしない~。 それでも我慢づよく毛鉤をありとあらゆるポイントに打ち込んでいくと、やっと本日の一匹目!

10㎝程のチビヤマメでしたが、とりあえずホッ

浅い瀬のゆるい流れから出たヤマメは10㎝程。とりあえず綺麗なヤマメを見れて一安心です。スージーにも型を見てもらわなければならないので、フライをパラシュートに替えさせて先頭を交代するも、両岸のブッシュが邪魔になりだし、毛鉤を枝に引っかけ四苦八苦。 「パラシュートは視認性が悪いから苦手なんです」と言ってるそばから、スージーに魚がヒット!が惜しくもバラシて、残念がっております。

やっと来ました。22㎝のキープサイズのヤマメ

スージーにもやっとの事で春が来ました。22㎝の綺麗なヤマメです。早速iPhoneをポケットから取り出し、写真に収めております。どうやらキープサイズのヤマメを釣り上げたのが初めてのようで、熱心に写真を撮影しまくっております。 スージーに先を越されてしまい、先を急ぐが、毛鉤に飛びついてくるのはチビばかり。大きな淵では良型ヤマメの泳ぐ姿が見れるはずなのだが、今年はほとんど見えない。去年の大雨で流されてしまったのでしょうか。

20㎝程のヤマメがやっと顔を出してくれた

10㎝程のリリースサイズのヤマメは何匹か掛かりましたが、キープサイズがなかなか来ない。スージーには負けていられないので、黙々と先陣をきって遡ると、やっとキープサイズのヤマメをゲットぉ~ ここから本番と、気を取り直して毛鉤を打つが相手にしてくれるのは緩いたまりにいるチビヤマメばかり。今日はスマホも故障中で携帯していなかったので、時間がわからない。もうお昼はとっくに回っているだろうと思いきや、スージーに時間を訊くとまだ11時。

堰堤直下まで粘ってみるが・・・

いつもよりスタート時間が早いので、時間が過ぎるのが遅く感じます。というか釣果が悪いからなのか? チビしか出ない渓を遡っていくと、堰堤にぶつかったのでここで午前の部は終了。 ザックを持ってきていれば、食料とバーナーを担いで通しで上に上がれたのですが、ここで車に戻って昼食タイムにすることに。

堰堤脇の斜面を登って道に出て、トコトコ歩いていると、上から釣り人二人組が乗った車に声を掛けられる。「どうですか?」「渋いですね~リリースサイズばかり」と言葉を交わす。奴さんたちも貧果のようで、ポイントを探しまわっているような感じで、走り去っていった。 昼食を食べ終えると、普段の運動不足が祟り睡魔に襲われ、テントでお昼寝。スージーはいつもの堰堤上から入ると言って、ロッドを担いで道を降りて行った。

本日は豪華に

極厚の牛肉、400gで800円也。

陽が傾きかけた頃スージーが帰還、キープサイズが1匹出たようで、ご満悦の様子です。 辺りはすっかり暗くなり、ランタンの明かりを灯して夕食の支度にとりかかる。焚き火台に炭を起こし、今日は豪華に極厚の牛ステーキ♪閉店間際のスーパーで値引きされていたのを見て思わず買ってきてしまいました。 味付けは塩コショウでシンプルに、強火で両面を焼きあげたら出来上がり。オピネルのナイフで一口大にカットすると、良い焼け具合。アツアツのステーキは激ウマでした。

腹も満たされ、鹿の鳴き声の響く谷あいでまったりと焚き火を楽しみ、大芦の夜は更けていきました。

例年、大芦への釣行は必ずといっていいほど特別放流の日に当たっておりました。いつもは下流の放流域は釣り堀状態でしたが、今年は特別放流にぶつからなかったようで、下流域も人もまばらでした。

~追 記~

最近グランピングなるものが流行りだしたり、アウトドアがブームになりつつあります。それに伴い、心無い人達の心無い行動で、都心の近郊の河川敷の公園がバーベキュー客の放置するごみ問題で駐車場が有料化されてしまった事例や、つい先日も千葉の柏の公園でもゴミ&その他の問題で、公園内の火気使用が禁止される事になるようです。 千葉や神奈川でバーベキューのマナー違反が問題に。地元住民からも怒りの声

アウトドア&レジャーをする方はしっかりとマナーを守りましょう。キャンプ場以外の場所でキャンプをする時は、火気の扱いには細心の注意を払う。そして痕跡を残してはいけないのがマナーです。 それが出来ない方々は、決して私達の真似をしないようお願いします。