わが家の出来事

藻塩を作ってみました

夏休みの自由研究

お盆休みの5連休、今年は奥さんの実家の富津へ久々に家族全員で行ってきました。コースケは夏休みの自由研究に「藻塩」を作るということで、一足早く富津へ。

富津の田んぼは一足早く収穫の秋を迎えます

翌日到着すると、早速藻塩作りを始めていましたが・・・

「アオサ」を網の上に干して、その上から海水をアオサに掛けているのですが、海水の受皿が無く、アオサからしたたる海水はそのまま地面へ吸収されておりました。 しかもアオサは日に焼けて、色素が抜けて真っ白。

海水に浸けた海藻を干して塩分濃度を上げていく

「これじゃ、藻塩は作れない」と、翌朝干潮の時間を狙って近くの磯へ海藻の調達へ行く事に。 本来は藻塩は「ホンダワラ」という海藻を使うようですが、ホンダワラが入手できなかったので、モサモサとボリュームのある名称不明の海藻を拾い、海水をペットボトルに2本分汲んで持ち帰り、藻塩作りスタート。 桶に海水を注ぎ、海藻を海水に浸けたら桶の上に干場を作って海藻をぶら下げて海水を蒸発させ、海藻が乾いたら桶の海水に浸けてまた干すを一日繰り返す。 4リットルあった海水も半分位に減りました。

塩分濃度が高まったら、炊いて水分を飛ばしていく

翌日七輪を使って、海水を煮詰める作業に入ります。 七輪なので、海水は完全には沸騰しない位の火加減で、フツフツと少しづつ水分が蒸発していきます。

煮詰めていくと、表面に白いものが浮き出した

3時間程弱火で鍋を火にかけておくと、2リットル程あった海水もかなり煮詰まって300㏄程に。すると、煮詰めた塩水の表面にアクではない物質が漂い始め・・・

白い浮遊物はあっという間に膜状になった

そこからはあっという間に、塩水の表面に透明な膜のような物が張り出しました。

鍋底に溜まった塩

膜が張ったらかき混ぜること、十数回。鍋底に塩が溜まり始めました。 水分もかなり蒸発し、塩の膜も張らなくなってきたのでここいらで火から鍋を上げました。

火から降ろして粗熱を取る

粗熱をとって冷ましたら、塩を取り出す作業に入ります。 ここで問題。どうやって塩と水分を分離させようか?

コーヒーフィルターを使って、塩を取り出す

キッチンタオルだと目が粗すぎるし、塩だけすくい上げると歩留まりが悪そうだし、と思いついたのがコーヒーフィルターです。

まずは湯飲み茶わんにコーヒーフィルターを広げて置いて、そこに鍋のなかの塩を液体も一緒に流し込みました。そして塩を入れたコーヒーフィルターを水分が切れるように、半分に切ったペットボトルの飲み口側を利用。こうすれば、溜まった水分を簡単に捨てられます。

余分な水分を絞る

1時間程放置しておくと、あらかたの水分は抜けたので、ペットボトルから取り出して残った水分を絞りだしたら、平らな器に広げて乾燥させれば完成です。

出来上がった藻塩

さて、美味しく出来上がっているでしょうか・・・

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