テンカラ釣行レポート

2020年7月23~25日檜枝岐釣行

7月24日(金)

七入地区の川は

今日は雨もやみ、雲のすきまから青空が見えるまずまずの天気となりました。 普通の釣り人であれば、空が白み始める4時頃から朝マヅメを狙いますが、テンカラは早朝はあまり良くない?(個人的な見解です)ので、ゆっくりと支度。 今日は七入で釣りをすることにし、七入駐車場へと向かった。 去年の秋の台風の影響はどれ位あるのか気になっていましたが、あら大変! 七入駐車場下流の堰堤~七入オートキャンプ場横まで、河川改修工事中ではありませんか… 河川に重機が入って、川の流れは雨どいのごとく…これでは放流魚が居付ける場所もありません。

七入駐車場のはずれより下流方向の状態
七入駐車場のはずれより上流方向の状態

ここ数年、七入付近の本流は、釣り大会の会場ということもあり、漁協が積極的に成魚放流をしていたので、コースケの釣りの練習にはうってつけでしたが、重機で掘り返されて無残な姿になった川はしばらくは釣りになりそうにもありません。非常に残念です。 それでも工事現場の中に釣り人が3人程見えます。4連休で人出も多いので、近辺の支流も諦め、舟岐川へと向かう事に。

燧の湯の横を抜け、舟岐林道を上がっていくと、しばらく行くと「通行止め」の看板が… この上には舟岐キャンプ場もあるのに通行止めはおかしいなと、完全には封鎖されていない道路を先に進む。山道の視界は開けた所が舟岐オートキャンプ場。テントが一張りも無く、入り口は塞がれている。どうやら休業のようだ。キリンテのキャンプ場を予約した時に、「舟岐も予約できない」というのは、休業でという事だったようだ。

かれこれもう20年前

一昨年、久しぶりに舟岐オートキャンプ場をベースに釣りに来た時は、釣り人が至る所におり入渓する場所を探すのに苦労したが、今日はほとんど釣り人の姿が見えません。 そのまま上流の黒沢・トヤス沢・呼出沢の三俣まで上がってみると、呼出沢の林道に車が1台、橋の上に釣り人が数人、その上にも釣り人のテントが数張り。馬坂峠へと続く林道はここで通行止めとなっていた。 仕方がないので、Uターンし、昔の記憶を頼りに林道脇に車を停めて、ヤブをこいで河原に下降。ここから三俣の橋まで釣り上がることにする。 黒沢・トヤス沢へは昔よく来ていたのですが、この辺に来るのはかれこれ20年余年振りでしょうか。記憶もおぼろげですが、景色がだいぶ変わっているような気がします。

舟岐川は太い流れの場所が多く、毛鉤を打ち込むポイントがピンポイントになるため、コースケはなかなか釣りができません。さらに頭上のブッシュも多いので一苦労しています。 今日はエルクヘアカディスで釣り始めてみることに。

まずは一匹。脇の流れからエルクヘアめがけてピョンと元気に出てきた岩魚。 20cm程度のサイズですが、綺麗な岩魚です。

舟岐川の太い流れに手こずるコースケ。堰堤が近くなるとそそくさと堰堤下へ向かっていく。 堰堤下の溜まりにユラユラ泳ぐ岩魚3匹発見。お気に入りのグリズリーパラシュートで、見事狙った岩魚をゲット。

父さんは対岸側の堰堤奥の巻き込みの奥を毛鉤を変えて探ります。奥の穴でゼンマイ胴伝承毛鉤に出ましたが、咥えが浅くてすっぽ抜けてしまいました。

放流がされているようで、橋に近づいてくるにつれ、魚影が濃くなってきました。緩やかな流れの底に、サイズは小さいながらも無数の岩魚が確認できます。 コースケがパラシュートで狙ってみるも、底の流れの筋から上がってくることはなく、毛鉤を完全無視。 きっと、かなりの釣り人に攻められているのでしょう。

こういう時に強いのが、逆さ毛鉤&伝承毛鉤。 コースケの流すパラシュートを無視していた魚も、この毛鉤にはしっかり反応します。 数は出るものの、サイズはリリースサイズばかり。1匹だけキープし、橋のすぐ上の堰堤で終了。

本日の釣果
父さん
   釣果:20cm×1 チビ1匹 リリースサイズ多数
   使用毛鉤:エルクヘアカディス#15
         ゼンマイ胴伝承系毛鉤#14
         逆さ毛鉤#14
コースケ
   釣果:チビ2匹
   使用毛鉤:グリズリーパラシュート#15