テンカラ釣行レポート

2016年8月27日檜枝岐七入釣行(管理棟呑んだくれ編)

雨に負ける

毎月末恒例のキャンプ釣行、先月はスージー、ボスとも急きょの日程変更で、親子キャンプ釣行となってしまいました。 今回もスージーは仕事の都合で不参加。天気予報は雨予報ですが、そんなに強く降らない予報なので予定通り出発です。

雨降りの七入オートキャンプ場
キャンプサイトは水浸し

自宅から七入まで下道で250km、夜駆けでキャンプ場に到着したのは夜空も白み始める早朝。雨は強くなったり弱まったりの繰り返しです。テントを設営して仮眠を取りますが雨音でなかなか寝付けないまま朝を迎えました。 寝袋から出るとグランドシートに水が溜まっており、テントは水没状態。ボスの空気の漏れるエアマットにも水が溜まっており、冷たさで眠れなかったようです。 寝袋も水没し、雨も弱まる気配がないのでキャンプは中止し、キャンプ場の管理棟に逃げ込む事にする。

七入オートキャンプ場の管理棟で朝から酒を呑む
釣りをあきらめたボス。酒に走る

空は相変わらず薄暗く、雨は弱まる気配なし。 キャンプ場の番人サトーさんに「今日は水が多いから毛鉤は釣れないよ」のひとことに、ボスは日本酒の瓶を開けて一人呑み始めた。私も降り続く雨に、半ばあきらめ気分でボスの佐渡土産のビールを開けて呑み始めてしまう。 呑み始めた我々を見て、サトーさんが冷蔵庫から持ってきたのは「岩魚の卵の醤油漬け」。釣った岩魚を捌いた時に出てきた卵を醤油と酒に漬けておいたものだが、日本酒と相性バツグン!コップ酒がどんどん進んでしまいます。

餌釣りの常連さんの釣果
岩魚にヤマメ混じりの好釣果

管理棟で酒盛りをしていると、朝釣りを終えた餌釣りの常連さんが戻って来ました。 朝一で、キリンテから七入駐車場下までを探ってきたそうで、良型のヤマメ混じりで20匹程の釣果でした。水が多いので堰堤下などの溜まりに魚がたまっていて、溜まっている場所で立て続けに釣れたそうです。

魚を見せられると釣りをしたくなってしまうのだが、寝不足と酒のせいで睡魔に襲われてしまう。 サトーさんの「午後から雨は弱まるよ」の言葉を信じ、お昼までしばし仮眠をとることにし、布団に潜り込む。

眠いのに眠れない~

雨にたたられた七入オートキャンプ場
山が雨モヤでくすんでいます

もう午前10時を回っているが、気温は20℃程、毛布と布団を頭までかぶってヌクヌク状態で眠りにつこうとするが、眠いのに眠れない!1時間程布団の中で目を閉じていたが、眠れないので昼飯前にちょっと釣りに行ってみる事にする。 ボスを釣りにお誘いするも、「今日は飲みに来た」と、テーブルから動こうとしないので、独りで行ってみることにする。

七入沢の流れ
水量が多すぎる

相変わらず雨は降り続いているが、合羽を着こんで1時間程キャンプ場の脇に流れ込む七入沢へと行ってみる。 水量は雨の影響で平水の倍近い水量、水も濁りが入っていてエサ釣りにはベストコンディションだが、流れも速く毛鉤を流せるポイントがほとんどない。 水量が多く、流心近くのポイントは皆無。流れ脇のたるみを丹念に探るが、反応無し。毛鉤もエルクヘア、パラシュート、逆さ毛鉤、伝承毛鉤と色々試してみるが、モーカケ沢出合いまで上がって、小さな岩魚がエルクヘアめがけて2回だけ出ただけ。 これ以上上がっても、釣果は望めないので午前の部終了。踏み跡を伝ってすぐ脇の国道に上がって、管理棟に戻る。

ボス、管理棟のお酒を呑み尽す!

キャンプサイトで採れた畑シメジ
まだ生えていました、畑シメジ♪

管理棟に戻ると、ボスの前には何本もの日本酒の空きビンが横たわっていた。管理棟にあった常連さんの置き土産の日本酒を全部飲み干し、更に焼酎に手を出している。

ちょっと一息ついたら、昼飯の準備にとりかかる。本日のメニューは山菜&キノコパスタ。朝のうちに茹でておいたワラビの塩漬けもいい塩梅に塩が抜けている。テントサイトに畑シメジを探しに行くと、今日も生えておりました。サトーさんが大事に守っている畑シメジなので、食べ頃サイズを必要量だけ収穫して管理棟に戻る。

山菜キノコパスタ
山の幸たっぷりパスタ

スパゲティーを茹で、フライパンにニンニク・玉ねぎ・畑シメジ・ワラビを放り込んで、バター・塩・コショウに和風だしを少々。最後に醤油で味を調整して、茹でたてパスタに絡めたら山菜キノコパスタの完成♪ サトー七入地区気象予報士によると、午後は雨が小降りになるということなので、雨が落ち着くまでスパゲティーをつまみに一杯。 「ビールなんて腹にたまる物、そんなに良く飲めるね~」とサトーさんに言われるが、サトーさんもハイボールを飲んでいるではありませんか! 炭酸入りは同じでしょう~ というか、仕事中に酒飲んでいいの?

雨の弱まるのを待っていたが、雨は相変わらず強く降ったり弱まったりの繰り返し。ボスは完全昼呑みモードで釣りをする気は無し。 入漁券を買って、このまま型を見ずに終わるのもシャクなので、午後の部に出発。本流で放流物を狙うのが一番確実なのですが、本流は水量も多く濁りが入っているので諦めて、七入沢よりも水量が安定している硫黄沢の堰堤まで入ってみるが、硫黄沢も濁りが入って水量が多く、沢を渡るのも難儀する状態。堰堤下までの区間を数少ないポイントを探して探ってみるが、やっぱり毛鉤には水量が多すぎて反応無し・・・ 七入で竿を出してのボウズは久々の経験です。

管理棟の夕食

常連さんが釣って来た岩魚
唐揚げサイズのイワナちゃん

管理棟に戻ると、ボスの姿が見当たりません。竿を出しに行ったのかな?と思っていましたが、部屋に着替えに行くとボスはお昼寝中。 管理棟でくつろいでいると、昼前に釣りに出かけた常連のKさんが帰ってきました。あまり釣れなかったと言っておりましたが、20cmほどの岩魚をしっかりゲットしておりました。やはりこの水況にはエサ釣りに分がありますね。 今晩はKさんが釣って来た岩魚で、サトーさんが岩魚のあんかけ&かば焼きを作ってご馳走してくれることに♪

七入オートキャンプ場の管理棟の夕餉
みんなで持ち寄った料理で豪華な夕食

今晩の夕食はみんなの持ちより料理。 我が隊もローストビーフを焼いて、お盆に房総で採って来たナガラミもどきの塩ゆでと塩漬けワラビのおひたしを提供。 サトーさんの作った「岩魚のあんかけ」は頭もサクサクで野菜あんとのマッチングも抜群。尺岩魚で作った岩魚のかば焼きも表面のカリカリ感とタレの絡みが絶妙の一品。炊き立てご飯があったら、ご飯に乗せて食べたかった~

七入オートキャンプ場管理棟の夕餉
夜はみんなで宴会♪

七入オートキャンプ場の管理棟は常連さんの釣り宿として、渓流釣りのシーズン中は賑わっております。宿泊費は2,000円と格安ですが、食事等は全てセルフサービスです。 夕食は常連さんの宴会となる場合が多いので、管理棟に宿泊する際は他の宿泊者への差し入れを用意しておくと、常連の皆さんの作る七入の旬の味覚を味わえると思いますよ。

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