テンカラ釣行レポート
– 2014/3/29~30 – 山梨県都留市FishOn!鹿留
久々の鹿留
子供の春休みに合わせて、今年も山梨県にある管理釣り堀に行くことにしました。メンバーはいつものメンバー+息子のコースケ。総勢5名となり、スペースギアのラゲッジスペースの仕切りを外したりキャンプ道具を絞ったりと、苦労して5名分の乗車スペースを確保し、スージー&K氏ペアの到着を待つ… しかし、夜の9時を過ぎても連絡も無く音信不通!やっと10時過ぎになってスージーより入電、「今、仕事終わりました~。でもK氏がまだ掛かりそうで…」との事なので、待つかどうか考えたが、近場なので別部隊で現地集合となりました。
夜11時になろうとしているのに、首都高は大渋滞… やはり春休みが影響しているのか?調布を過ぎたあたりからはスムーズに流れ始め、無人のキャンプ場に到着したのは日も変わった午前0時半。2時間半も掛かってしまいました。
キャンプ場に到着しテントを設営したら、星空の下で乾杯♪するも、やはりまだ3月なので寒くて長居できず、テントの中に撤収。シュラフに潜って一杯やりながら後発隊の到着を待つが、シュラフの温もりのせいで睡魔に襲われ2人の到着を待てずに就寝zzz… 朝方まだ外が暗い頃、ボスのいびきとすぐそばでエンジンを掛けている車の音でふと目が覚める。暗いので「もう一眠り」と思うのだが、車の音が耳に障って眠れない! うとうとしていると、テントの中も明るくなっており、ボスがゴソゴソと寝袋から這い出す音で目を覚ます。
外に出ると見慣れた黒い車がテントの脇の一段上に止まっていた。 しゃくにさわったので、たたき起こしてやろうかと思案していると… 寝坊助のはずのスージーが車から出てきた。珍しぃ~
FishOn!鹿留へ移動~
午前7時前だが、K氏をたたき起こす。管理人がやってくる前にテントを撤収して本日の目的地のFishOn!鹿留に移動。昨晩お世話になった某キャンプ場を後にする。 去年は悪天候で中止したので、ここに来るのは1年半ぶり。以前は東京電力が運営していた管理釣り堀だが、原発問題で一昨年の秋から中古釣り具店のタックルベリーが運営を始めている。今日の入漁券も、地元のタックルベリーで前売り券を購入。近所の店で割引で前売り券を購入できるのは嬉しい事だ。
残念な事に、料金が若干値上げされていた。受付で前売り券と入漁券を引換てもらい、ついでにキャンプ場のチェックインも済ませる。以前はリボンの入漁券だったのが、首から下げる名札に変わっていた。名札ケースの保証金¥100円也を支払い、キャンプサイトに向かい、炊事場&トイレに近い場所を選びテントを設営する。 今回は5人なので、倶楽部所有の3人用テントと自前の2人用テントを設営。天気は何とか持ちそうなので、タープは張らずに春の鹿留を満喫する事にした。 今日は1日券を購入してあるので、腹ごしらえを済ませたら準備を整え釣り場へと足を運ぶ。
スージー&K氏はフライ、ボスは珍しく今回ルアー、父さんとコースケはお決まりのテンカラでトライ。午前中はまだ水温が低いせいか、毛鉤への反応が鈍い。とはいっても管理釣り場、魚はウヨウヨいるので活発な魚がチョコチョコと毛鉤を追ってくる。毛鉤は管釣り定番の逆さ毛鉤、山女魚用に巻いた逆さ毛鉤を使うのはもったいないので、毛鉤をせっせと巻いていた頃(15年位経つだろうか?)の、どうでも良い毛鉤を使う。まだドライには反応しないらしく、フライ組のスージー&K氏はオモリを噛ませてのニンフでの沈め釣りで、快調に釣り上げていく。
やっぱりこれでしょう~
山間にある鹿留も、今日は春のポカポカ陽気~ クーラーボックスから発泡酒を取り出し、プシュ~と一杯。青空の下で飲むお酒はたまりませ~ん♪ コンビニで買ってきたつまみを食べながら、のんびりとした休日を愉しみます。 しばらくすると、酒の匂いを嗅ぎつけたか?ボスとK氏、そしてスージー&コースケもキャンプサイトに戻ってきました。
お酒もぬるくなってきたので、冷やす事に…
そのためにドライアイスを大量に持ってきているのですが、今日は大雪の残雪が残っていたので、コースケに「雪を運んで来い~」と指令し、雪で発泡酒を冷やす。
一杯やっているK氏が何かを思い出したようで
「そうだ、コースケ君にいいものあげる!」と車の方へ…
何を持ってくるのかと思えば、懐かし~「パチンコ」だ!
どうやら、自分の子供のおみやげに買ったらしいのだが、子供が見向きもしなかったので車の中に眠っていたらしい。最近独り車中泊でフラフラ各地を彷徨っているK氏が、子供のお土産にと買ったものらしい。
以前鉄腕Dashで「巨大パチンコでどこまで飛ばせるか」を見て、パチンコの事を知っていたコースケ。パチンコの飛ばし方を教えると、小石を拾って黙々とパチンコで遊んでおりました。
昼食を食べながら酒を呑んでいると、みな腰が据わり… 釣りに来ているんだか、飲みに来ているんだか??? このまま飲み続けると、そのまま夜になってしまいそうなので強制的にお開きとし、午後はテントサイトの向かいにあるポンド(池)で釣る事にした。 約2名のおじさんは、電池切れでテントの中へ… K氏に「起きてたらでいいから、3時になったら起こして~」と言って、寝袋いらずのテントの中で、気持ちよく昼寝~
ふとK氏の「3時過ぎた!、風呂行ってこよっ」の声で目が覚める。K氏はそのまま車のエンジンを掛け、ブゥ~ンと行ってしまった…
時計を見ると3時半過ぎ。 「ったくK氏、冷たいよな!」と独りブツブツ小言を言いながら、テントを出てポンドのボス達の所へ様子を見に行ってみた。ポンドは当たりが渋いようで、コースケは釣り竿を放り投げて遊んでいた。
1日券の終了時間まで、あと1時間ちょっと。 せっかく1日券を買ったので、コースケを連れて川の方へ釣りに行く事にする。午前中よりは反応が良くなって、1投ごとに魚の反応がある。 黙々と釣りをしていると、父さんのすぐ隣に、どこかのオヤジが来て釣りを始めた。「ったく、もう少し離れた場所でやれよ!」と心の中で文句を言いながら竿を振る。 「変なオヤジだな~」と思っていると… そのオヤジが、釣り上げた魚を私達の魚籠に入れた!
んっ、何だこいつ!と思っていると、「ドライでも出るようになりましたよ~」と、話掛けて来た。 聞き覚えのある声でやっと分かった! 変なオヤジの正体はK氏でした。 フロに行って全身着替えているし、グラスを掛けているので全然解りませんでした。 K氏に「3時になったら起こしてって頼んだのになぁ~」と、小言を言いつつ、アタリが遠のいて飽きかけているコースケを呼んで、毛鉤をパラシュートに交換してあげる。 早速コースケの打ち込んだパラシュートに魚が出て来たが、乗らずに空振り~ 魚に遊ばれているうちに、時間終了の園内放送が流れた。
みんなそろって???
キャンプサイトに戻って片付けやら何やらしていると、だいぶ陽が長くなってきたとはいえ、辺りが薄暗くなり始める。 さすがに陽が落ちると、昼間あれだけ暖かかった気温もぐっと下がってきました。 やはりこの時期のキャンプには、暖を取る為の焚き火は欠かせないアイテムです。キャンプ場で薪を買うと目が飛び出る位高いので、奥さんの実家で貰って来た燃料用の薪を持ってきましたが、太さが腕の太さはある物ばかり。火付け用の薪が必要なのですが…
コースケに薪拾いを命ずるも、キャンプ場の中には薪になるような物が殆ど見つからず、持って来たのは小枝ばかり。 仕方がないので、最終兵器の空き缶とホワイトガソリンを使って火を起こすが、さすがにこの太さの薪には、最終兵器のみでは歯が立たず… 何とか新聞紙を追加投入する事で着火に成功♪ 焚き火にあたりながら、日帰りの釣り人達の魚の下処理が終わるのを見計らって、晩飯の準備を始める。
今晩のメニューは今日釣った「ニジマスのホイル焼き」と「鍋」、あとはつまみを少々。ニジマスのホイル焼きは、最近になって料理に目覚めたスージーに一任することに… 果して上手く出来上がるかな? 鍋の方は父さんが作るとしてと、鍋吊り用のトライポッドを車から出すと… あらっ、鍋を吊るす鎖を忘れてきた! 仕方がないので代用できる物を物色していると…
いい物みつけっ!「キャンプ場で拾ったペグ」 ちょうど元の部分が丸くなっているのでトライポッドのフックに引っかかるし、あとは先をクイッと曲げるだけで鍋吊るしの完成~ 鍋を掛けて具材を投入して、煮えたら完成の簡単鍋。今日の味付けは去年の秋に使ってハマっている「鍋キューブうま塩味」。 鍋が煮えたので鍋を火から降ろし、今度はニジマスのホイル焼きを焚き火の上に♪ 「鍋が煮えたから、食器出して~」と声を掛ける。
夜が明けて
翌朝はテントに落ちる雨粒の音で目が覚めた。予報は曇りのち雨だったが、朝から雨が降ったり止んだりの空模様。 本降りにならないうちに屋根のある炊事場にキャンプ道具を移動する。 いつもは一番に起きて焚き火をしているボスだが、今日は薪が無いから?なのか、遅めの起床。焚き火台に残る灰をかまどにあけると、種火が残っていたのでそれを使って炭を起こす。 雨の合間を狙ってテントを撤収していると、スージーとK氏もテントから出て来た。
テントの撤収が完了したので、雨が本降りになっても問題無し! あとはのんびりと、昨日の食材の残りを使ってスープを作る。豚肉とキムチが残っていたので、ごま油で炒め、そこに水を注いだら使い残しの塩ラーメンの粉末スープを少々… 最後に長ネギを入れて、豚キムチスープの出来上がり。 あとは、ハムとチーズを挟んだパンをアルミホイルに包んで炭火の上に♪ キムチスープとホットサンドのとり合わせはアンマッチでしたが、個々の味は上出来でした。