父さんの部屋

抵当権抹消登記を自分でやってみた

長年勤めていた会社から、やっと退職金の振り込みがありました。 当面の生活資金にと思っていましたが、奥さんからの「金利がもったいないから住宅ローンを完済しましょ!」との一言で、振り込まれた翌日に銀行へ行き、住宅ローンの完済手続きをしてまいりました。 あ~ぁ、開業資金とローン返済で退職金はすべて消え去ってしまいました…

登記申請書の作成に挑戦!

返済時、銀行の方から「抵当権を設定してあったので、その解除手続きはどうしますか?業者に頼むとお金がかかるので、自分で手続きされる方も多いですよ。」と言われたので、時間もたっぷりあるので自分でトライしてみる事にしてみました。

ネットで調べると、書き方と申請書の雛形がサイトで紹介してあったので、それを流用して作成開始。

表題は、”登記申請書”と記入

  • 『登記の目的』は…”抵当権抹消”
  • 『原因』は…銀行から送られてきた<抵当権解除証書>に記載されている”日付”と”原因”
  • 『抹消すべき登記』は…銀行から送られてきた<抵当権設定契約証書>に押されていた”法務局の受付番号”
  • 『権利者』は…自分の”住所”と”氏名”
  • 『義務者』は…金融機関代表者の”住所”と”金融機関名”と”代表者名”
  • 『添付書類』は…実際に添付する書類を記入。私が添付した書類は”抵当権解除証書”、”保証委託契約ならびに抵当権設定契約証書”、”委任状”、”履歴事項全部証明書”
  • その下に、”申請日”と申請先の”法務局名”を記入
  • 『申請人兼義務者代理人』は…自分の”住所”と”氏名”と”連絡先”を記入し、印を押す。
  • 『登録免許税』は…申請に必要な金額を”〇〇〇円”と記入
  • 『不動産の表示』は…実際に抵当権設定されている物件の詳細を記入

あとは、銀行から送られてきた用紙の空欄に必要事項を記入しました。 ”抵当権解除証書”に、”日付”(抵当権解除日)と、解除物件の”詳細”を記入。 ”委任状”に、”日付”と自分の”氏名”を記入。 あとは、印紙を貼り付ける”印紙貼用台紙”を用意して、”申請人:自分の氏名”、”連絡先:電話番号”を記入して、必要な額面の収入印紙を貼り付ける。 それと、銀行から送られてきた『履歴事項全部証明書』は、銀行に返却しなければいけないので、コピーを取って、コピーを提出用にします。

書類が全部用意できたら、提出書類をホチキスで閉じます。 上から、『登記申請書』『印紙貼用台紙』『抵当権解除証書』『履歴事項全部証明書(コピー)』『委任状』をまとめてホチキスで横2カ所留めします。 そして、ホチキス留めした『登記申請書』に、『履歴事項全部証明書(原本)』と、『保証委託契約ならびに抵当権設定契約証書』をクリップでとめれば完成です。

作成した登記申請書

ちなみに、参考にしたサイトはこちら… 抵当権抹消登記手続きを自分でするホームページ とりあえず何でも自分でやってみよう(抵当権抹消登記)

あとは法務局に行って、窓口で書類を提出すると、控えを渡されました。 控えには、「登記完了日」が記入されているので、あとはその日に来れば手続きは完了のはず。

登記申請受付票

不備の嵐~

ところが、書類を提出したその日に法務局から電話が入った!「不備があるので、印鑑を持ってまた来てほしい」との事で、翌日再度法務局へ…

窓口に行くと、担当の方が丁寧な対応で応対してくれました。 不備は、ホチキス留めした『登記申請書』の全ページの割印漏れと、『委任状』の自分の住所の記入漏れ、そして『履歴事項全部証明書』に”原本と相違ありません”の文言と署名捺印。うわぁ、抜けだらけでした~。 印鑑をポンポンと押し、記入漏れを記入して、10分もかからず、手続きは完了。

やはり、こういう物は滅多にやる事がないので、なかなか1回ではパスできませんね。 ネットで調べても、完璧に書いてあるページは少ないようです…

法務局って、全く行くことがないので、ちょっとばかり不安でしたが、窓口の方の対応も丁寧で、申請自体は簡単でした。 みなさんも、ローン完済時にはトライしてみる事をおすすめします♪

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