キャンプレポート

2017/6/24-七入オートキャンプ場レポート

キャンプレポートのアップが2年ぶりとなってしまっておりました。しばらくキャンプレポートの更新がなかったのは、子供も大きくなり家族全員でのファミリーキャンプに行かなくなったため、釣り仲間とのキャンプ釣行は釣行レポートにアップしているので、久々の更新となりました。 2017年6月24日福島県檜枝岐七入釣行レポートの第2部のキャンプレポートとなります。

七入オートキャンプ場の朝
やはりここはキャンプに限ります。

七入オートキャンプ場、以前は(とはいっても5~6年前の話だが)管理棟は日中無人で、朝と夕方にオーナーがキャンプ場の様子を見に来ていましたが、対岸の実川荘が看板をたたんだ後は実川荘の常連さん達が流れてきて、週末の管理棟は常連の釣り師で大賑わい。ここ数年は、常連客として来ていたサトーさんがシーズン中は管理人として常駐するようになったのです。

管理棟に飾られていた岩魚の剥製
七入オートキャンプ場の新名物巨大岩魚の剥製

朝夕の時間帯に管理棟に行くと、管理棟前に見た目怖そうな人達がたむろしていますが、皆常連の釣り師の方たちです。 管理棟内に今年から展示されている「巨大岩魚の剥製」も、常連の釣り師の方々より寄贈された物で、一番大きい岩魚が50㎝程。山を越えた只見川の本流で釣り上げた岩魚のようですよ。 綺麗な剥製ですので、キャンプ場にチェックインする際にでも、是非じっくり眺めてみて下さい。

密かに釣り上げた27cmの岩魚
キャンプ場目の前で、27㎝の岩魚

ここ数年は、天気が悪かったり、車をジムニーに替えた関係でキャンプ道具が積めない時などに、管理棟に宿泊して、常連の釣り師の皆様と夜の楽しい時間を過ごしていたのですが、どうも管理棟泊だと七入に来たという充実感に欠けるのです。 今回のキャンプは全員参加で3名。ジムニー1台でのキャンプはルーフキャリアにでも荷物を乗せなければ不可能。ということで、スージー号にも出動していただきました。

スージー午後の部出撃
更なる大物を求めて・・・

スージー、フライを始めてはや10年を過ぎるのだが、フライ熱は今がピーク。 午前中は数釣りを楽しみ、午後は良型の引きを味わい、「まだ釣るぞ!」と一人夕マヅメの釣りに出かけて行きました。 ボスと二人で「晩の支度でも始めましょうか」と、管理棟に薪を仕入に行くのですが・・・ 私:「サトーさん、薪下さい!」
(ボスと何束買うか相談していると) サ:『山本さん薪買うの?その辺に一杯落ちてるじゃん。』と販売を拒否! 私:「え~っ、いつもの場所は潰しちゃったし、他に落ちてる場所あるの?」 サ:『その辺に一杯落ちてるから、拾って使って』
と、
サトーさんの冷たいお言葉・・・ 常連客には厳しいですが、一般客には優しいサトーさんです。

直火可能な七入オートキャンプ場
今日は雨予報がないので直火で焚き火
これが七入オートキャンプ場の魅力の一つ

仕方がないので、ボスと二人でキャンプ場を彷徨い薪集め。何とか一晩分の薪を集めて焚き火を開始。 もう焚き火を始めたので釣りは終わり。着替えをして、釣り道具を片付けていると、ベストに付けてあったピンオンリールが無くなっている! 釣りをしていた時はあったので、薪拾いしている時にヤブに引っかけて外れてしまったようです。 あ~ラインカッターとハリ外しがぁ~ サトーさん~、恨みますぞ・・・

ワラビのおひたし
塩漬けワラビは保存が効いて重宝します

まだスージーも戻っていないので、酒の肴を仕入れにトイレ脇の茂みへ。フキが生えているのだ。ここは日陰なので柔らかいフキがあるのだが、年々少なくなってきている。 一つかみ程頂戴して、フキのキンピラを作る。 ワラビもいい塩梅に塩抜き出来ているので、ボスと二人山の幸をつまみに呑んだくれる。 フキはボス好みに鷹の爪をたっぷり入れたピリ辛キンピラにしたら、スージーが帰ってくる前に完売御礼。

Photo 5/5 焼き色がついたら一度取り出す
焼き色がついたら一度取り出します
Photo 4/5 イノシシ肉に焼き目を付ける
焼き色が付くまで焼いて
Photo 3/5 ダッチオーブンを焚き火に掛ける
温めておいたダッチオーブンに肉を投入
Photo 2/5 塩まみれのイノシシ肉
ちょっと塩が多くありませんか・・・
Photo 1/5 肉に塩コショウをする
肉に塩コショウをするスージーだが・・・

焚き火をたいてまったりしていると、スージー早くも帰還。着替えが終わったら今晩の晩飯の支度にとりかかる。 スージーのご所望のメニューは”ステーキ”でしたが、うちの奥方が「冷凍庫に入っているイノシシ肉どうにかしてよ!」の一声で、今晩のメインディッシュは『猪肉の赤ワイン煮込み』に決定。 メニュー変更を伝えた時は残念そうな声のスージーでしたが、巨大なイノシシ肉のブロック肉を見て興味深々。二人で仕込みにとりかかります。 仕込みも終わり、ダッチオーブンを焚火にかけて調理開始。 「あれっ、ダッチオーブン。オークションで売っちゃいませんでしたっけ?」 そう、ダッチオーブンは二つ持っていて、キャンプオーブンの方はもう無くても問題ないので、売ってしまったのです。5,000円くらいで売れるかなと思っていましたが、とんでもない!新品以上の価格で落札されていきました。 丁寧に使い込んだブラックポットは、高値で取引されているようです。

Photo 4/4 1時間煮込んだら、人参・ジャガイモを入れる
しばらく煮込んだら、ジャガイモ・人参を入れ
Photo 3/4 ワインで煮込んだらトマト缶、調味料を入れる
アクを取りながら煮込んだら調味料を投入
Photo 2/4 玉ねぎが透き通ったら、肉を戻す
先ほどの肉を戻し、赤ワインを1本注ぎ込む
Photo 1/4 玉ねぎ、ニンニクをいためる
玉ねぎニンニクを透き通るまで炒めたら

手元に残したのは10 1/4インチのキッチンオーブン。今日使っているのがそうなのですが、上にフランジ(炭止めの溝)が無いので、焼き物は出来ないとお思いでしょうが、ステンレスステーを丸く輪っかにした物を乗せれば、焼き物も思いのままです。 ローストチキンも少し小さ目の丸鶏を選べば、これで焼くことが出来ます。 キッチンオーブンの方が、家庭でもアウトドアでも使えて重宝しますよ~ 1時間半程、焚き火の上で煮込んだら「猪肉の赤ワイン煮込み」の完成です。

イノシシ肉の赤ワイン煮込み完成
さらに30分程煮込んで、イノシシ肉の赤ワイン煮込み完成♪

蓋を開けると良い匂いがサイトに漂います。 見た目も美味しそう♪ さっそく肉を取り出して味見をしてみます。 肉は柔らかく煮込まれていて美味でした。 ですが・・・ 塩を振りすぎぃ~

いただきます
塩の効きすぎた赤ワイン煮込み

焚き火の熾火でトウモロコシを焼き、メインディッシュの赤ワイン煮込みを食器によそって、今晩のメニューが整いました。 ~本日の教訓~ 鉄板・網焼きの肉は塩胡椒はたっぷりかけても大丈夫だが、煮込み料理の下味は、少量にしなければならない! 明るいうちから呑み続けているので食事を平らげる頃にはかなり出来上がってしまっていましたが、「これだけは忘れてはいけない」ダッチオーブンの後始末です。

ダッチオーブンは使い終わったら、火にかけて油焼きをする
洗ったダッチオーブンを焚き火で空焼き

ダッチオーブンに残った料理は別の鍋に移したら、たわしでざっと洗います。今日は煮込み料理だったので、こびり付きはほとんど無かったので楽です。 洗ったダッチオーブンに水を入れ、焚き火にかけてしばらく放置。沸いたお湯を使ってたわしでゴシゴシ洗ってあげます。 綺麗になったダッチオーブンを焚き火にかけて、水分を飛ばして空焼きしたら、最後にオリーブオイルを全体に薄く塗ってお手入れ完了。あとは冷めるまで放置しておきます。 これにて任務完了。どんなに泥酔しても、その日のうちにやっておきましょう♪

小雨がぱらつく朝の七入オートキャンプ場
小雨がぱらつく朝の七入オートキャンプ場

昨晩は早く寝てしまったので、睡眠充分。テントの中が明るくなるとボスがごそごそ動きだす。私も一緒にテントから這い出す。時計の時間は5:30分過ぎ。 空は微妙な明るさ。天気予報は夕方から雨の予報だが、山の天気はわかりません。 ボスが火を起こしていると、珍しくスージーも早起きしてテントの中から出てきました。 朝食は昨晩の赤ワイン煮込みの残りとパン。少しでも塩辛さをマイルドにしようと、牛乳を足して焚き火に鍋をかけて温める。

キャンプの後片付け
雨がパラついてきたので早目の撤収

朝食を摂っていると、頭上の木から雨粒が落ち始めたので、早目の撤収。テント干しは自宅に帰ってからだな、とあきらめ夜露で湿ったテントをたたむ。本降りにならない事を祈っていたが、テントを撤収するころには陽が差し込んできた。 もう少し様子をみるべきだった・・・ 荷物を車に積み込み、撤収完了。 管理棟に寄って、温泉の割引入浴券を購入する。檜枝岐温泉の入浴料は500円だが、キャンプ場で割引券を購入すると300円で入浴できるので、お得です。

農協ストアのあった場所
農協ストアが跡形も無くなっている~

キャンプ場から車で10分程で本村へ、檜枝岐村には2か所の村営の温泉がありますが、燧の湯より私は駒の湯の方が好みです。 ガソリンスタンドの手前のお墓の所から右に入ると農協ストア、その奥に駒の湯があります。が、行ってビックリ、農協ストアの入っていた建物が跡形もなくなっています。 温泉の受付の方に聞いてみると、現在は公民館の1階で営業しているそうです。

横川のさとにいたフクロウの子供
横川のさとで可愛いヤツ発見!

温泉でサッパリしたら、帰りに必ず立ち寄る横川のさと檜枝岐村から首都圏方面に帰る場合だと、福島と栃木の県境の山王トンネルを越して少し行った場所にあるお蕎麦屋さんです。温泉に入ってから車で走ってちょうど1時間半位の場所にありますのでちょうど昼食に良い場所にあります。私たちのお気に入りは「大根そば」大盛りで1050円也です。 いつものように蕎麦を食べ、店を出る時にカゴの中にいる可愛いヤツを発見。フクロウ?ミミズク?でしょうか? 道端に落ちていたのを保護してきたそうです。 野生の動物なので、触ろうとするとクチバシをカチカチ鳴らして怒りますのでお気を付け下さい。

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